今回紹介する動画は、栃木工業が行っている捕手の送球動作練習です。この練習は、
・より素早い送球を実現するため
・正確に送球するため
に必要となる下半身の動きと筋力を養うことが出来る練習となります。
練習の内容は、白いラインを真っ直ぐ引いて、そのラインを両足の間でまたぐように構え、セカンドへ素早く送球する動作を行い、足がしっかりとラインの上に乗っているようにする練習になります。また、ライン上にまたぐだけではなく、ラインの上に乗って、ファーストへ送球する動作、サードへ送球する動作も行いますが、この時も足がラインに乗っているように動作します。
捕手が送球する際に重要となるのは下半身です。捕手がセカンドへ送球する際は捕球後に素早く立ち上がりますが、この素早く立ち上がるのは足の使い方と筋力が必要です。そして正確に送球するためには、送球する方向へ真っ直ぐに足を出していることが必要です。
この練習は続けて行うとかなり下半身がきつくなる練習で、素早くスクワットをしているのと同じです。しかも防具をフル装備で着用したままなので尚更です。捕手の送球動作において必要な筋肉がしっかりと鍛えられると思います。
また、この練習で重要なのはイメージととにかく素早く足を動かすことを意識することです。ピッチャーが実際に投げてくるイメージ、ランナーが走るイメージをしながら、素早く足を動かすことが要求されます。砂埃が舞うぐらい、若干足を引きずっても良いので、足を高く上げ過ぎず素早く動かし、でも足はラインにしっかりと乗って真っ直ぐになっていることが重要です。
ぜひ動画を参考にやってみてください。
動画引用元:【栃木工業】ラインを使った捕手の送球動作