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ラグビー 相手より15cm高いラインアウトからの2段リフト

ラグビー 相手より15cm高いラインアウトからの2段リフト

サッカーが発祥と言われるラグビーですが、サイドラインを出た後のスローイングは全く異なります。ラグビーでは、タッチラインの5〜15mの間に両チームの選手が並び、スローイングをキャッチする選手が高く宙に放り出されます。これはリフトと呼ばれ、キャッチした選手は、そこから後方へパス、あるいはモールを組んでそのままゲインを重ねる、という方法もあります。

確実にボールを取って、ポゼッション率(試合におけるボール保持時間)を挙げて勝利を掴むために確実に身に着けたい技術です。

今回は、リフトについて日本代表の垣永真之介選手の動画を元に詳しく解説していきます。

持ち上げた選手の膝裏あたりをキャッチ

普通のリフトは、向かい合う二人の選手がリフトする選手のお尻と膝を持つようにして行います。二段リフトでは、お尻を持つ選手が最終的に膝裏に持ち替えて高さを出すようにします。

2段リフトと言っていますが、一度止まると持ち上げる事が難しくなるため、最初お尻を持ったリフトから一気に上まで挙げて膝裏に持ち替えるようにしましょう。

2人が寄り合って高さを出す

高いリフトを行うコツは、上に上げるのではなく、リフトを行う二人が押し合って高さを出すようにします。

よくありがちなのが、リフトの選手を見上げるように顔を上げながら持ち上げる選手がいますが、それだと首や肩に力が入ってしまい、腕が伸びません。

そのため、顔はまっすぐ向くように意識をして手を伸ばすようにします。そして、リフトした二人が1歩前で出て寄り合う事によって、安定したリフトと高さを実現します。

リフターはボールの行方を気にしてしまう、という事もあるかもしれませんが、まずはリフトの仕事をきっちりする事を心がけます。

良くないリフトはスペースがある

参考までに、良いリフトと悪いリフトを比較しています。

良いリフトは上の選手に安定感を感じる一方で、良くないリフトはリフターの間にスペースが出来ています。

リフターの手の到達点が高い方がリフトに有利という事を考えると、お互いの距離を詰めて身長を最大限生かせるように極力真上にリフトが出来る状況がベストでしょう。

それでは動画をご覧ください。

ラインアウトリフトのコツと二段リフト

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