胸を大きく開いて体を伸ばすことで呼吸が深くなる「魚のポーズ」のご紹介。
魚のポーズは、サンスクリット語で「マツヤアーサナ」と呼ばれています。言葉の意味ですが、「マツヤ」は、複数の化身を持つヒンドゥー教のヴィシュヌ神の化身のひとつである「魚」を意味します。ヨガのレッスンでインストラクターさんがよく使ったり、ヨガのポーズの名前の最後によくついている「アーサナ」はサンスクリット語でポーズを意味する言葉です。
胸を大きく開くこのポーズは、首や肩、背中もほぐす効果があるため、自然と呼吸が深くなり、リラックス効果を得られます。このポーズのあとは気分がスッキリすることでしょう。ただ、初心者の方には少し注意が必要なことも。
最初に注意点をお伝えしますね。
魚のポーズ(マツヤアーサナ)の注意点
- ・頭を下にすることで頭に体重がかかります。背中や首に違和感のある方は控えてください。
- ・頭が下になり逆さまになることで慣れていない方は気分が悪くなるかもしれません。そんな時は無理せず仰向けになって呼吸してください。
- ・いつもと違う姿勢になるため、呼吸を忘れてしまいがちです。呼吸は丁寧に行いましょう。
- ・首を痛めるため、ポーズ中に首を左右に動かさないでください。
- ・ポーズから戻る際も丁寧に行いましょう。
魚のポーズ(マツヤアーサナ)の効果
- ・呼吸を深くする
- ・リラックス効果
- ・姿勢改善
- ・不眠改善
- ・甲状腺ホルモンの刺激
- ・免疫力アップ
魚のポーズ(マツヤアーサナ)のやり方
- 1.仰向けで寝る
- 2.両膝を立てる
- 3.手のひらが下向きになるようにしお尻の下におく
- 4.肩、肘を背中の中心に寄せて胸を開いていく
- 5.両足を伸ばす
- 6.両肘でマットを押し、上半身(頭も)を起こす
- 7.ゆっくりと頭を下げて頭頂部をマットおろし
- 8.5呼吸
- 9.肘でマットを押し、上半身を起こしながら、仰向けに戻る
- 10.手を外し、お腹の上に置いて、両膝を左右にゆっくりと倒す
- 11.動きを止めてゆっくりと呼吸をし休憩
- 12.ゆっくりと体を起こす
ポイント・軽減方法
まだ慣れないうちは背中や胸の下にブランケットを引くと無理なく胸が開くのでオススメです。