卓球では、切っても切り離せない小刻みなステップとフットワーク。フォア側、バック側への移動や、ロングサーブレシーブの後のストップ対応など前後左右への移動が必要となってきます。
そんな卓球選手のフットワークを鍛えるために、ラダートレーニングを取り入れてみてはいかがでしょうか?
今回は、卓球選手のラダートレーニングについて最後の動画をもとに詳しく解説します。
ラダートレーニングとは
ハシゴのような形をした紐を床に寝かせる形で置き、そのマスを使って色んな動きをするトレーニングです。
マス目を見た視覚情報を脳で即座に処理し、脳からの指令を正確に俊敏に筋肉へ伝える事を目的としたトレーニングです。頭で考えた事と動きを一致させる事で、競技力向上に繋げます。
ステップ系、ジャンプ系、ツイスト系などがあり、子供から大人まで安全にトレーニングが出来る優れものです。
ラダートレーニングメニュー案
両足ジャンプ
短い着地時間でリズムよく跳べるようにします。
グーパージャンプ
グーは足を閉じて両脚をラダーの内側に、パーは足を開いて両脚をラダーの外側に着地します。
足の入れ替え
ラダーに対して横向きに立ち、前後に足を開き、ジャンプと同時に前後の足を入れ替えます。前に出した足だけラダーのマスの中に着くようにし、少しずつ横方向に進んでいきます。
まずはつま先がまっすぐのままテンポよく足を入れ替えていきましょう。慣れてきたら、着地の際につま先の向きを外側に開いてステップすると股関節をより使えます。
右足・左足けんけん
けんけんをリズムよく行います。片足で支えて身体をコントロールできるようにしましょう。軸足ではない方の足は使いづらいと思います。軸足よりも多くトレーニングしましょう。
抜き足・寄せ足グーパー
抜き足は、ラケットハンド側の足をラダーのマスに出し入れしながら前に進みます。ラダーの外に出す時は、フリーハンド側の足の後ろに交差させます。
寄せ足は、とっさにフォア側に来た球へ対してのステップです。この足を寄せる事がうまくなると、横への移動幅が取れてスムーズに動けます。
回り込みジャンプ
フォアドライブを打つ時などに使うステップ。足だけでなく、身体の向きもしっかりと捻ることが重要です。
左足・右足けんけん
飛びつきや、ミドル処理などのステップの練習となります。片足でけんけんをしながら、
反対の足を前後に振ります。上半身は少し捻るようなイメージでバランスをとりながらけんけんで進んでいきます。
飛びつきフォア・先回りフォア
フォアを振りながら、横のマスに移動します。移動してから振るか、振ってから移動するかの違いを作っています。
飛びつき・先回りバック
フォアと一緒で、移動してから振るか振ってから移動するかの違いです。
いかがでしょうか?アイディア次第で、いろんなステップが練習出来ますね。ラダーは神経系のトレーニングなので、疲れていないフレッシュな状態の時にやるとベストです!ぜひ覚えておいてください!
それでは、動画をご覧ください。