泳ぎが得意な人であれば、プールに行っても色んな泳法で泳げますが、泳ぐのが得意ではない人はプールに行っても出来ることが少なかったり、何をやっていいか分からなかったり、ひたすら1つの泳法のみで飽きてしまったりなんてことはありませんか?
今回はどのプールにもあるビート板の持ち方とビート板を使った練習方法を紹介します!
顔を上げたままにする場合はビート板の前を持つ
顔を水にはつけず、ずっと上げた状態でバタ足をする場合は、ビート板の前を持つようにしましょう。
だいたいの方はビート板の真ん中からやや後方に手を乗せている人が多いと思いますが、この持ち方だとビート板の前方が上を向きます。そうなると体も下半身が落ちていきやすくなるんです。
そのため、顔を上げたままにする場合は、ビート板の前方を持ち、ビート板が水平になるように少し前を抑えるようなイメージで持ちましょう。そうすることで腰を高い位置でキープしやすくなります!
顔を水に入れる場合はビート板の真ん中からやや後方に手を乗せ、肘を伸ばす
顔を水につけてバタ足の練習をする場合は、ビート板の真ん中辺りに手を乗せてもいいですし、後方を持ってもらってもOKです!
ここで大切なことは肘を曲げないこと!息継ぎのタイミングで肘が曲がってしまうケースがありますが、肘が曲がってしまうと、その瞬間腰が落ちます。息継ぎのタイミングもしっかり肘を伸ばすことを意識しましょう。もちろん息継ぎの時にキックを止めないことは大前提です!
ビート板の練習方法 応用編
普通のビート板の使い方に飽きたらちょっと難しい以下にチャレンジしてみてください!
・ビート板を胸の下に沈めて行うキック練習(動画6:03~)
通常ビート板は水面に浮かせて使いますが、この練習ではビート板を沈めます。胸の下に肘を伸ばしてビート板を沈め、そのビート板に重心を乗せるようなイメージでバタ足の練習をしましょう。
これは重心を前に乗せるという感覚を養ううえで有効的なドリルです。しっかり胸の下にビート板を沈められていないと腰が反ったりしてしまいます。重心の位置を意識してチャレンジしてみてください。
・ビート板をパドルにした背泳ぎ練習(動画6:41~)
両手でビート板の両脇を持ち、仰向けでバタ足をしながら、ビート板をパドルのようにして上から下に水をかきます。これを左右交互に繰り返します。これは背泳ぎのドリルです。
ビート板で水を押す時はかなり負荷がかかるので、水を押す方向がズレると体も左右にブレます。真っすぐ進むためにしっかり後方に向かって水を送り出すことがポイントです!
また、腕だけで水を押し出すことにならないようビート板が水に入ったタイミングで体が横向きになり、水を押し終わった後は体がローリングして上を向いて元の位置に戻ってくるようにしましょう。体の切り返しで水を押せるよう意識して行ってください!
ビート板で行える練習法のレパートリーを増やして、色んな刺激を体に入れながら、練習を楽しみましょう!
それでは動画をご覧ください。