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悩むオフトレに朗報! スキーの感覚を養うためのインラインスケートの勧め|スケーティング 重心 トレーニング バランス

悩むオフトレに朗報! スキーの感覚を養うためのインラインスケートの勧め|スケーティング 重心 トレーニング バランス

冬の季節に行われるスキー。野球やサッカーなどに比べて時期と場所を選ぶスポーツです。そのため、オフシーズン中にスキーの感覚を養う練習に困っている方は多いのではないでしょうか?

一年中雪のある国であれば、実際に滑る感覚を試しながらトレーニングに励む事が出来ますが、それは日本では出来ません。

そんな日本で、オフシーズン中に滑る感覚を養うための方法がインラインスケートです。本記事では、スキーに生きるインラインスケートのトレーニング方法について解説していきます。

スキー上達のために行う意識

まず大前提として、インラインスケートはスキー技術の上達のために行う意識を持ちましょう。滑り方、身体のバランスなど、実際に雪上でどのようになるかな?と想像力を働かせながらトレーニングを行う事を忘れないでください。

今回のインラインスケートでは、主にスキーの「スケーティング」の感覚を掴むために有効です。

アウトエッジのスケーティングに近い感覚

インラインでトレーニングを行いますが、慣れないうちはスタンスも広めで、身体を左右に振りながら滑る形でもOKです。これを徐々にスキーのスケーティングに近づけていきます。

スキーに生きる理想的なインラインスケートの滑り方は、足元から蹴りだす(お尻や頭の真下から)ことです。これは、雪上でアウトエッジからスケーティングする感覚に似ています。

足の力のかけ方は、最初は足の小指側に乗せたものを、その後蹴りだすにつれて親指側で蹴っていくように体重をスライドします。そして、より強く蹴りながらもバランスを保つために、腕を左右に大きく振ります。スピードスケートの選手が滑る姿を想像するとわかりやすいでしょう。

インラインの練習ポイントとコツ

実際の練習のポイントとコツです。

・スピードが乗ってからスケーティングをする
滑り出しはインエッジを使って滑り、徐々にアウトエッジも使うように滑る。スピードの使い分けを意識します。

・頭の真下にローラーがくるように体重を乗せる
重心の真下にローラーが来るように滑ります。頭の真下の位置が目安です。蹴り始める段階では、外足が完全に浮くくらい体重をかけて乗り込む必要があります。

・前を向いて、顔の位置がブレないように
重心がブレないように、顔の位置をなるべく変えずにスピードを出せるようにします。

いかがでしょうか?厳密にスキーと同じとはいきませんが、近い感覚をオフシーズンに掴む方法としてインラインスケートはオススメです。ヘルメット、防具をつけた安全な場所で一度試してみてください。

それでは動画をご覧ください。

参照元:スキーに使える!インラインのオフトレーニング

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香川英信
鍼灸整体治療家、スポーツトレーナー。立位姿勢と前屈から選手の特徴を判断し、トレーニングと鍼灸整体施術を行う。全日本スキークロストレーナーとしてヨーロッパで行われるW杯に帯同、2022年は世界ランク6位と選手の過去最高成績に貢献。また2023年9月卓球アジア選手権に田中佑汰選手のトレーナーとして帯同、中国選手を倒し日本人唯一のベスト8進出の裏方を担った。オリンピックを狙うアスリートから、小中高生のトレーニング指導と治療及び一般の方の治療を千葉県浦安市で行っている。筑波大学体育専門学群卒。弱点は前十字靭帯と内側側副靱帯を痛めている左足。妻・子供二人とサビ猫1匹の5人家族。
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