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スキー 小回りターンが出来るようになる4つのポイント 外足を刺すように使う|重心 ショートターン シュテム    

スキー 小回りターンが出来るようになる4つのポイント 外足を刺すように使う|重心 ショートターン シュテム    

大きなターンが出来るようになったら、今度はショートターンに挑戦してみましょう。基本的なターン技術は同じですが、切り返しが短い分、細かいところにターンのコツが必要です。

本記事では、ショートターン小回りが出来るようになる方法について解説します。ぜひ参考にしてください!

小回りに必要な4つのポイント

では、ショートターンが出来るようになるための4つのポイントについてご紹介します。

ターン切り替えから、内足を返す

ターンに入る際に、内側の足をしっかりと返す(外エッジに乗る)ようにしましょう。これを意識しないと、X脚のままターンに突入し、上体と頭からターンに入る内倒の原因になります。

内脚を返すことで、重心を保つために頭が外側に倒れ、外足にしっかりと体重を乗せることが出来ます。

ターンで、板5本分動かす

ターンに入る時に、スキー板を、板5本分ラインを上げながら横移動させる意識で滑ります。ターンは「スキー板のたわみ」と「その解放による力」によって行います。板5本分ラインを上げることにより、ターンの自然な落差を作り出し、外足に加重している時間を稼ぐ目的があります。

ラインを上げる感覚ですが、山開きシュテムターンの意識を持つ、もしくは内足を外足にぶつけるイメージという言葉だと理解しやすい方もいるようです。

ぜひ、自分にしっくりくる表現を探して、試してみましょう!

スキー板を外方向に刺し、素早く戻す

ターン序盤で、外足のスキー板が内足よりも遅れている状態の時に、外足のスキー板に思い切り体重を乗せ、板の進行方向に向けて外足を前に出します。

ターンするために、外足を回すという感覚だと板のたわみが上手く作れません。「刺す」という表現の通り、思い切り踏み込むことで、板がたわみ、ターンでの加速を生み出します。

そして、刺した外足を素早く身体の下に戻し、加圧をやめてニュートラルに戻します。

ニュートラルで骨盤をリセットする

ターンが終わったら、骨盤を一度起こすようにしましょう。ターンからターンへ入る頭を切り替えて、ターンからニュートラルポジションに戻し、そこからターンに入るという過程を作ります。

そうすることで、板のたわみを解放して加速するタイミングを作り、より速く繋がる滑りを実現出来ます。

いかがでしょうか?少し難しい表現もあったかと思います。こちらの動画により詳しい解説がありますので、ぜひ参考にしてください!

それでは、動画をご覧ください。

参照元:【Short Hint11】小回り徹底解説!ここまで詳細に小回りの操作を分解、解説した動画はないでしょう。

ABOUT THE AUTHOR

香川英信
鍼灸整体治療家、スポーツトレーナー。立位姿勢と前屈から選手の特徴を判断し、トレーニングと鍼灸整体施術を行う。全日本スキークロストレーナーとしてヨーロッパで行われるW杯に帯同、2022年は世界ランク6位と選手の過去最高成績に貢献。また2023年9月卓球アジア選手権に田中佑汰選手のトレーナーとして帯同、中国選手を倒し日本人唯一のベスト8進出の裏方を担った。オリンピックを狙うアスリートから、小中高生のトレーニング指導と治療及び一般の方の治療を千葉県浦安市で行っている。筑波大学体育専門学群卒。弱点は前十字靭帯と内側側副靱帯を痛めている左足。妻・子供二人とサビ猫1匹の5人家族。
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