冬はあたり前ですがとても寒いです。これだけ厳しい寒さだと朝イチにプロテインを飲むのもお腹が冷えてしまいそうで、嫌になることもあると思います。そんな時に「プロテインはお湯で飲めないのか」と誰もが考えたことはあるでしょう。
今回はタンパク質の熱変性について説明していきます。
冬にボディビルは難しい
昔は、温かい飲み物の存在意義がわかりませんでした。すでにあたたかい身体の中に温かい飲み物を入れる必要があるのかと考えていました。しかし、12月にコンテストに出場することになり、冬場に体脂肪がないという状況を作り出したことで考えが変わりました。
生き物として極めて不合理な状況で寒さによって体温が奪われることは、生存戦略上あってはならないことにも関わらず体脂肪という断熱材、筋肉が発生させた熱を保温する体脂肪を自らの意思で除脂肪して削るという生物としてあるまじき行為をボディビルダーはしています。
そのような行為から冬にボディビルはしてはいけないと感じ、身体をあたためてくれる温かい飲み物の良さに気づくことができました。
プロテインやペプチドの熱変性
温かい飲み物はプロテインでもできます。プロテインに熱を加えると熱変性を起こしてプロテインが本来持っている栄養素も失われるのではと考える方がいますが、基本的にタンパク質は熱で変性します。
肉や卵もあたためて食べています。熱変性を起こしているのでもちろんプロテインも熱変性を起こします。しかし持っている栄養素、アミノ酸は変わらないので温めて飲んでも大丈夫です。ただ、熱変性を起こしてダマになりやすく飲みにくくなってしまいます。
温かいプロテインの飲み方
温かいプロテインの飲み方としておすすめは「ホエイペプチド」です。ホエイププチドは熱変性を起こしにくく、WPIのプロテインは約40%は熱変性ができないのに対し、ホエイペプチドはほぼ100%熱変性を受けないので、非常に飲みやすいです。
ホエイペプチドは、お湯を注いで少し混ぜればチョコ味のものであればココアのように飲むことができます。これで冬も積極的にタンパク質の補給ができると思いますでホエイペプチドを使ってやってみてください。
プロテイン飲料が発売されているので、いつか温かいプロテインがコンビニなどで発売される日が来るかもしれませんね。今回はホエイペプチドをおすすめとしましたが、しっかり混ぜることができればWPI等のプロテインでも問題ないかと思います。寒い冬に一度ホットプロテインを試してみてください。
参照元:【タンパク質変性】プロテインはお湯で飲んでも良いのか?タンパク質の熱変性とは【新・バズーカ岡田チャンネル】 #バズーカ岡田