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超重要!速く走るためのコツ!『腕ふり』を徹底解説!|短距離 100m 50m

超重要!速く走るためのコツ!『腕ふり』を徹底解説!|短距離 100m 50m

速く走るためのとても重要な要素として「腕ふり」があります。なぜ腕ふりが大切なのか、どういった腕ふりをすれば速く走れるようになるのか、今回は末尾の動画をもとに腕ふりについて解説します。

腕ふりの重要性

腕ふりがなぜ重要かというと、腕と脚は連動して動くためです。

たとえばサッカーのボールを蹴る時、脚だけ動かすより腕も動かした方が蹴る力は増します。右腕を後ろに引くことで右脚が前に出やすくなります。他の動きでも同様に、基本的には腕と脚は連動して動きます。

そして、脚よりも腕の方が軽いため、腕の方が速く往復させることができます。

短距離走で、ある一定の速度を超えて、ある一定のピッチを超えた瞬間、腕の動きに脚の動きがついてくる局面があります。これが最も速い速度で走れている局面です。つまり、腕の動きが脚の動きをリードする感覚がない方は、トップスピードに至っていない可能性があるということです。

今回の腕ふりをマスターして、トップスピード下で腕が脚をリードする感覚を是非覚えてください。

腕ふりの可動域

腕ふりは大きくしっかり可動域をとることを意識しましょう。前述しましたが、腕と脚は連動して動きます。そのため、腕ふりの可動域が狭くなると、脚も小さく回ることになります。

腕ふりの可動域の目安は以下です。

  • 前手の位置:親指が鼻につくくらい
  • 後手の位置:ポケットのやや上・後方の位置に手をおき、肘が90度の状態

上記を目安に腕のふり幅をとっていきましょう。

力を入れるのはポケット通過後

いかにリラックスして腕がふれるかも大切になります。

ずっと力を入れるのではなく、後ろに引いた時、手がポケットを通過した瞬間だけ力を入れるよう意識しましょう。力を抜くポイントと入れるポイントの区別はどのスポーツでも非常に重要になります。

「U」の字に動かす

腕を動かす軌道は横から見た時に「U」の字になるようにしましょう。

肘が伸びてしまうと「U」の字になりません。肘は伸ばさず、肩周りの可動域は大きくとりながらも、腕はコンパクトに回せるようになってくると、腕ふりのスピードがアップします。前後に腕をふるという意識より、上下の動きを意識するとやりやすいと思います。

いかがでしょうか?上記3点を意識して、まずはその場で腕ふりだけを試してみてください。その後、実際に走りながら試してみましょう。

一朝一夕で身に付くものではなりません。リラックスしながら速く強い腕ふりができるようになるまで、毎日100〜200回単位で練習してみてください!

参照元:【徹底解説】速く走るための正しい腕振り  (腕振りトップスピード編)

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パーソナルトレーナー井上美紀
筑波大学 体育専門学群卒業後、約12年間のサラリーマン生活を経てパーソナルトレーナーに転身。一人ひとりその日の調子を見て「トレーニング」「ストレッチ」「整体」を組み合わせた施術で、その人が持っている力を最大限に引き出すサポートをしている。年代は未就学児から70代までと幅広く対応。肩凝り・腰痛・不定愁訴などの対応をメインとしながら、頚髄損傷を含む身体障がい者へのトレーニング・ケア、パラアスリートのサポートも行っている。
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