寒い季節に飲みたくなる豚汁は、お肉も野菜も入って栄養満点!
今回は、キャベツを山盛りに入れた、少し変わった豚汁をご紹介します。
この豚汁なら、他のおかずがなくてもいいくらいボリューム満点ですよ。
キャベツにはどんな栄養素が含まれている?
キャベツにはビタミンCが豊富に含まれています。
ビタミンCは、貧血予防のために積極的に摂りたい栄養素の一つです。
ビタミンCは鉄の吸収を促進させ、鉄は血液中のヘモグロビンを構成する要素です。
ヘモグロビンは身体に酸素を運搬する働きがあり、酸素をたくさん必要とするアスリートにとって大変重要です。
また、ビタミンCには免疫機能を強化する働きもあります。
風邪を引くと、それだけで体力やパフォーマンスの低下を招いてしまうので、病気にかかりにくい身体づくりを心掛けたいですね!
さらに、キャベツにはジアスターゼという酵素も含まれています。
でんぷんを分解するための酵素で、消化を助ける役割があります。
また、胃もたれ防止になると言われていて、揚げ物など脂質の多い料理に千切りキャベツが添えられているのは理にかなっていますね。
豚バラ肉に含まれる栄養とは?
豚バラ肉は、豚肉の中でも脂質が多いことが特徴の部位で、豚バラ肉100g中34gが脂質です。
脂質が多いですが、今回ご紹介する豚汁には、消化を助けるキャベツがたっぷりと含まれているため、組み合わせがばっちりです。
豚バラ肉には脂質の他にも、ビタミンB群やたんぱく質などが豊富に含まれています。
ビタミンB群は糖質や脂質をエネルギーに変換するのを助ける働きがあります。
摂取した栄養素を効率よくエネルギーにすることができるので、疲労回復にぴったりですよ。
特に、ビタミンB6は、セロトニンの分泌を促す作用があり、質の良い睡眠や、精神の安定を助けること効果があると言われています。
キャベツ山盛り豚汁の作り方
<材料(4人分)>
豚バラ肉:200g
玉ねぎ:1/2個
ごぼう:1/2本
キャベツ:1/2玉
人参:1/2本
長ねぎ:1/2本
味噌:大さじ1
★生姜:1/4片(すりおろし)
塩:少々
★和風顆粒だし:小さじ1
★醤油:小さじ2
★料理酒:小さじ2
ごま油:小さじ2
サラダ油:小さじ2
<作り方>
- 具材をそれぞれ以下のように切ります。
キャベツ:4cm程度のザク切り
玉ねぎ:2cm角
人参:皮をむき、3mm幅程度のいちょう切り
長ねぎ:5mm幅の斜め切り
ごぼう:1mm幅の輪切り
豚バラ肉:2〜3cm幅 - 鍋にサラダ油とごま油をひいて、ごぼうを弱〜中火でカリカリになるまで炒めます。
- 2の鍋に、豚バラ肉を加え、中火で色が変わるまで炒めます。
脂質が気になる場合は、キッチンペーパーなどで鍋の油をふき取りましょう。 - 3の鍋に人参、長ねぎ、キャベツ、玉ねぎを加え、さらに塩を加えたら、蓋をして弱〜中火で10分蒸します。
- 10分経ったら蓋を取り、全体を混ぜ合わせます。
- 5の鍋に★の材料を加え、ひと混ぜします。
- 具材がひたひたになる程度の水を加え、ひと煮立ちさせます。
- ひと煮立ちしたら味噌を加え溶かします。
味噌が溶けたら完成です。
根菜と豚肉だけで作ることの多い豚汁ですが、キャベツを入れることで栄養価と食べ応えがアップします。
今回ご紹介した材料以外にも、大根やキノコ類など、お好きな具材を入れてもいいですね。
1品で栄養をたっぷりとチャージでき、身体もあたたまるので、朝食にもおすすめです。
ぜひ試してみてくださいね。