今回は、ランニングフォームの見直しに最適なドリル「トロッティング」の効果と、やり方についてご紹介します。
ランニングフォームを見直したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
トロッティングとは?
トロッティングとは、「小刻み走」という語源をもつランニングの基本ドリルです。
ランニングフォームの改善を目的とし、本来のランニングフォームを小さく縮小したイメージで行います。
動きを小さくすることで、体に正しいフォームを刷り込み、動きが大きく・ダイナミックになった時でも正しいフォームを維持できるようになります。
トロッティングの効果
トロッティングによって、特にアキレス腱を上手に使い、ふくらはぎの負担を減らすフォームが身につきます。
よって、
- 推進力にブレーキがかからない
- 力みのないスムーズな走りになる
- 足への負担がへり、ケガをしにくい走りになる
といった効果が期待できます。
トロッティングのやり方
トロッティングは、脚を引きながら前に進みます。
脚を前に出して進むのではなく、片方の脚を後ろに引くと同時に、もう片方の脚が上がり、その動きを連続させながら小幅で前進してきます。
ポイント・コツ
- 必ずかかとをつける
実際のランニングではかかとをつけないフォアフット走法の方も、トロッティングでは必ずかかとをつけましょう。 - リラックスした状態で行う
特に足首の力を抜き、リラックスした動きで行うのがポイントです。
腕振りについても、力を入れず、自然と体に連動するように行います。
最初は歩くようにゆっくりと行い、慣れてきたらテンポよく行いましょう。
もしトロッティングの動きがぎこちない場合、膝を曲げずに伸ばした状態で行ってみましょう。
このトロッティングを繰り返し行うことで、正しいランニングフォームを身に着けることができるはずですよ。
実際のトロッティングの動きは下記の動画を参考にご覧ください。
動画引用元:トロッティングでホントにランニングが変わる!?
一見地味な動きに見えますが、ランニングフォームはパフォーマンス向上の基礎となります。
トロッティングを取り入れ、正しいランニングフォームを身につけましょう。