風邪にかかりやすかったり、疲れやすかったりするときは、免疫力がさがっているのかもしれません。
そんなときにおすすめの食材が抗酸化作用のあるトマトです。
今回は、手軽に手に入るトマトジュースを使ったすき焼きのレシピをご紹介します。
「抗酸化」ってなに?
栄養や美容についての勉強をしているとよく聞く「抗酸化」という言葉。簡潔に説明すると「抗酸化」とは、活性酸素による酸化を抑えることです。
活性酸素とは、私たちは生活している大気中にいる酸素よりも、他の物質を酸化させる作用が強い酸素のことです。
私たちが呼吸して酸素を取り入れると、その取り入れた酸素の一部が活性酸素に変化します。
特にアスリートは、一般の人よりも多くの酸素を取り入れているので、体内に存在する活性酸素の量も多いです。
活性酸素が体内で増えると、免疫力の低下や疲れが取れない等の不具合が生じます。
日頃のトレーニングや練習の効果が下がってしまい、試合等でのパフォーマンス低下につながる可能性があります。
抗酸化とは、その活性酸素の発生を抑えることや、発生した活性酸素を除去するということなのです。
トマトは抗酸化作用が強い!?
トマトはリコピンという栄養素が豊富に含まれている野菜の一つです。
リコピンは活性酸素を除去する作用が強いと言われていて、抗酸化作用のある栄養素だということがわかりますよね。
また、リコピンは油に溶けやすい脂溶性の栄養素なので、生でそのまま食べるよりも油を使って調理して食べる方が、吸収率が高まります。
今回は、より吸収されやすいトマトジュースを使って調理していきます。
また、トマトジュースで作るすき焼きは、トマトの他にも肉類やチーズ、白菜も材料として使われています。
タンパク質やカルシウム等、アスリートにとって大切な栄養素もたっぷりと含まれており、栄養バランスも良いのでぜひ食べてみてほしい一品です。
トマトジュースすき焼きの作り方
珍しい組み合わせのすき焼き。早速作り方をご紹介します。
<材料(2人分)>
・白菜キムチ:100g
・白菜漬け:50g
・カマンベールチーズ:1個
・白菜:300g
・鶏もも肉:1枚(200g程度)
・ささみ:2~4本
・☆めんつゆ60ml
・☆水:180ml
・☆トマトジュース(無塩):420ml
・白みそ:大さじ1
<作り方>
1.鍋に☆の材料を入れ、火にかけます。
2.中身がわいたら、白みそを溶かし入れ、火を止めます。
3.白菜は葉と芯の部分に分け、葉はざく切りに、芯は細切りにします。
4.カマンベールチーズは、格子上に切れ込みを入れます。(バラバラにはしません)
5.鶏もも肉は、一口大に切ります。
6.ささみは筋を除去し、一口大に切ります。
7.2の鍋に具材を入れていきます。
(カマンベールチーズを真ん中の一番上に置くようにします)
8.鍋にフタをして火にかけ、具材に火が通ったら完成です。
食べるときは、具材をチーズに絡めながら食べるとおいしいです。
チーズのトマトの組み合わせは抜群ですよ。
また、キムチが入っていますが辛みはほとんど感じられませんので、お子様でも食べられる味付けです。
発酵食品であるキムチや白菜漬けに含まれている乳酸菌が、うま味アップに役立っているので、ぜひ入れて下さいね。
〆は、パスタやリゾットがおすすめです。
以外な組み合わせですが、うま味たっぷりの料理です。
栄養バランスも抜群なので、ぜひ試してみてください。