トレーニングを年単位で続けていると「1年目からこうしておけばよかった」と思う人は多いはずです。今回はIFBBプロの寺島選手が感じる筋トレ1年目にやればよかったことを説明していきます。これから大会出場を考えてトレーニングをはじめる人は是非参考にしてください。
1年目にやればよかったこと
ベースがトレーナーの専門学校を出てライザップに就職してからトレーニングを本気ではじめました。なので、筋トレをはじめるベースが普通よりも高いと思います。筋肉をつけるための重さを追うよりも基本的にベースが綺麗なトレーニングをする、効かせるトレーニングをする、からスタートしていました。ですが、これよりももっと掘って最初から「大会で勝てる身体を作っておけばよかった」と思いました。
トレーニングをはじめたきっかけは、大会に出るためなのでその時に効かせるトレーニングをしようと思わず、大会で勝つためにはどういう身体を作ったらいいのかもっと考えてやればよかったと思っています。
例えば、肩のトレーニングでは恐らくプレス系がメインでサイドレイズ、リアレイズをして5種目程度が多いと思います。これだとフロントのサイズが上がってもサイドやリアが発達しないとステージで映える肩は作れません。それを考えると1年目からどうすればいいか考えることができていたら、多分もっと最短で勝てる身体にたどり着いていたと思います。
独学か?パーソナルか?
若い人はYoutubeやSNS、雑誌や本を参考に独学でやる人が多いと思います。トレーナーの力量によりますが、正直最初からパーソナルトレーニングを受ける方がいいと思います。動画等をみてこの人のようになりたい、トレーニングを頑張ろうとなった時に何をしたらいいかわからない状態からスタートして動画をみて真似しても確実にできるひとはほぼいません。身体の癖や骨格の違いでやり方は変わるのでトレーナーに指導してもらった方が確実です。
トレーナーの選び方
大会で優勝している人が絶対に凄いトレーナーとは限りません。その人にあったトレーニングを教えられる、それに対して競技に繋がるトレーニングができる人が1番トレーナーとして優秀だと思います。これが競技で結果を出していて、自分のトレーニングは理解しているが、自分のトレーニングしか教えられない人は優秀とは言えないと思います。これを見抜くのは難しいので、もし私が選ぶのであれば大会は出ていないが理論的に教えてくれる知識のある人を選びます。
おすすめとしては、知識のある人にベースをたたき込んでもらい、その後、実績のある人に教えてもらうようにするとトレーニングと競技が繋がるので1年目であれば最短になると思います。
今回は「大会出場を考えてトレーニングをはじめる人」に向けた内容でした。大会を目指さないにしろ、自分がどうなりたいか、どうすればなれるかを考えてトレーニングをするようにすると身体は変わりやすいと思います。成長が1番感じることができる期間を無駄にしないようにトレーニングして下さい。