投手練習　フィールディング　一人でもできるバント処理練習

フィールディングの上手い投手は、自分自身を助けることになりますし、相手チームに対しフィールディングが上手い投手というブランディングができているならば、バントをしようとするバッターにプレッシャーを与えることができ、成功率を下げることが出来ると思います。つまりフィールディングの上達は、相手チームの作戦の幅を狭め、チームの勝利に大きく貢献できると思います。

逆にフィールディングが下手な投手の場合、通常の送りバントが楽々成功するだけではなく、セーフティバントも決まりやすくなるので、簡単に出塁を許してしまいますし、簡単に進塁させてしまうため、圧倒的に不利な状況に追い込まれてしまいます。細かいことを仕掛けてくるチームであれば、相手チームのウィークポイントを見つけたら徹底的にそこを攻めてくるでしょう。

一人でもできるバント処理の練習内容ですが、7m〜8m前にボールを一つ置いた状態にして、シャドウピッチングを行い、投げ終わったら、置いたボールを素早く捕りに行き、身体を素早くターンさせて、セカンドへ送球する、という練習内容になります。

この練習のポイントは、まずはしっかりとボールに向かってダッシュすることです。投げ終わったら、セカンドでアウトにする勢いでダッシュしてボールをキャッチすることが大事です。思いっ切りダッシュした状態で止まっているボール（実際は緩いボールだと思います）に対し、どう対応するかを、しっかりと身体で覚える必要があります。なので、まずはアウトにする勢いでダッシュすることが重要です。

次のポイントは、セカンド方向に向かってしっかりと足を踏み出しているのか。身体をターンさせた時に、軸足の内側がセカンド方向に向いているのか、そして踏み出した足もセカンド方向に向いているかをチェックする必要があります。コントロールが乱れ、暴投してしまうとピンチを広げてしまいます。セカンドへの送球は、間に合うか間に合わないかの前に、暴投しないことが第一条件だと思います。なので、コントロールで大事になる足の向きはしっかりとチェックいただきたいです。

では動画を参考に練習してみてください。