内野手にとって厄介なゴロの一つが、真正面に飛んでくる速い打球です。遠近感が掴めないため、どんな軌道で飛んでくるか分かりづらく、捕りやすいバウンドのところへ足を運び難いです。かつ、打球も速いので足もなかなか動かない状態にあります。
まずは、このような真正面に飛んでくる速い打球に慣れることが重要です。動画は阪神タイガースのキャンプで行っていた練習風景になりますが、ノックがマウンド前から打ち、捕球側はホームベースの前に立ってキャッチする練習になります。ノッカーは捕球側の実力に合わせてスピードを調整してノックする必要がありますが、出来るだけ真っ直ぐ、そしてワンバウンドで打つことが大事になります。
そして捕球側で大事になるのが構えです。腰が上がったり、頭が上がった状態で捕球しに行ってしまうと、身体を引いてしまったり、低いボールに対応できなくなったり、と上手く処理できない可能性が高くなります。なので、出来るだけ低く頭を下げ、ボールを下から見るイメージで上下に目線がブレないように構えることが重要です。また、両足が横に揃うことなく、右足もしくは左足を引いて構えることも重要です。
更にキャッチング率が高くなるためには、グラブさばき、つまりハンドリングの上達が必要となります。ハンドリングの練習については、当サイトでいくつか紹介していますので、コチラからご覧ください。
最後に怪我防止のため、イレギュラーを無くすためにトンボで頻繁に土をならしてから、ノックを行ってください。最初の段階は柔らかいボールからスタートすると良いかもしれません。
では、動画を参考に実践してください。
動画引用元:【プロ野球】2017.2.4 阪神 2017 安芸春季キャンプ 37森越、133西田 『ゴロ捕球、ショート守備練習』