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ジョナ・ロムー ウィング必見 内側から来るタックラーに身体を向ける

ジョナ・ロムー ウィング必見 内側から来るタックラーに身体を向ける

ラグビー史上最強の怪物、不世出のラガーマン、ジョナ・ロムー。身長196㎝。体重119㎏。100mを10.8秒駆け抜ける。19歳でオールブラックスに選ばれるとその豪快な走りで世界中のラグビーファンに衝撃を与えた選手です。

ジョナ・ロムーの凄さは動画を見ていただければ一目瞭然です。
スケールが違いすぎる。

ジョナ・ロムーにスピードで振り切られている相手選手は、各国を代表するスピードランナーです。ジョナ・ロムーに吹き飛ばされている選手は、各国を代表するハードタックラーです。2mを超えようかという大男もジョナ・ロムーにぶつかると弾き飛ばされます。

どのようなトレーニングをすれば、このような豪快なプレーができるのか?
そんな答えを筆者は正直持ち合わせていないです。
確かな回答が無いほどスペシャルな選手です。

この動画通して注目していただきたい点は一点。

ジョナ・ロムーが走っているときの身体の向きです。

ジョナ・ロムーはWTB(ウィング)であり、チームでは一番タッチライン際でボールをもらいトライをとるのが仕事です。WTBは一番外側でボールを受け取り、内側からくるタックラーと正対します。内側からくる相手に対して、外側のスペースに逃げようとするので、いざコンタクトプレーが起こると、内側の選手の方が強い姿勢でコンタクトに入ることができます。WTBの選手が安易に外側でスピード勝負ばかりすると、持ち込んだボールが味方に活かせなかったり、タッチに押し出されてしまうのはそのためです。

ジョナ・ロムーは相手と正対するとき必ず内側から来るタックラーに身体を向けます。
強い態勢を保ちつつ外側で勝負しています。

ステップを切る際も、ハンドオフする際も、ビックヒットする際もジョナ・ロムーの体の向き、目線は必ず内側からくるタックラーを意識しています。タッチライン際をスピードで勝負しつつ、強い態勢を保ちボールを活かす。信頼されるWTBになるためには必須の能力です。

では動画をご覧ください。



動画引用元:Jonah Lomu Tribute | Written In The Stars

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