木のポーズは集中力を高め、心を落ち着かせる効果があります。
心の状態が反映されやすく、不安や心配事で不安定な時はバランスがとりにくいこともあります。今の自分の状態を知り、リセットするきっかけとして、毎日の習慣に取り入れてみるのはいかがでしょうか。
木のポーズのやり方ですが、
1:直立して立ち、足の裏全体でしっかり床を感じます。
2:意識を右足に向けて体重をかけ、軸をつくります。
3:左足の膝を横に開きつま先は床につけます。
4:左足を上げて、足の裏を右腿の内側にあて、内側から押し返す様にバランスをとります。足の裏を腿につけるのが難しい場合は、ふくらはぎや足首の横に添えても構いません。
5:両手のひらを胸の前で合掌。バランスを保ちながら、合わせた手をゆっくり上に引き上げます。
6:上げた手は合わせたままでも開いてもOK。ゆっくり呼吸をしながら、バランスをキープします。このときフラフラするようなら、キュッとヒップを引き締めることを意識してみてください。バランスが安定します。
7:余裕があれば、胸を天井に向けて手を開きます。右の足裏でしっかり床を押し、下半身を安定させて、上へと伸びていくイメージです。
8:両手を戻し、手足をリリースして合掌します。
9:反対側も行いましょう。
以上がやり方になります。
ポイントとしましては、ヒップを引き締めて、軸足からお腹の中心を通る一本の軸を感じながらポーズを取ると、バランスを保つのに効果的です。意識したままポーズを保つことから、体を引き締める効果も期待できます。目線は遠くを見て意識を集中しましょう。背筋がピンと伸びて集中力が高まります。
最初のうちはバランスを取るのが難しく力みがちになってしまいますが、慣れてくると、自然体でリラックスしながらバランスをとれるようになります。
木のポーズは、片足バランス系のポーズの中で最も代表的なポーズです。
バランスや集中力がアップし、心を落ち着かせる効果があるほか、内臓機能を調整して血行を促進し、冷え性や肩凝りの改善の効果もあると言われています。燦々と輝く太陽を感じて、心を落ち着かせ集中力を高める木のポーズで、一日をスタートしてみませんか。