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短距離選手におすすめの効果的なウエイトトレーニング

短距離選手におすすめの効果的なウエイトトレーニング

陸上競技において100m走は花形!桐生祥秀選手が日本人で初めて10秒の壁を破り、世界選手権ではサニブラウン選手が決勝進出を果たすという快挙もありました。今、日本の短距離界はまさにレベルアップしていて、選手層も非常に厚くなってきています。

0.01秒を争う100m走。0.01秒を縮めるために、様々なトレーニングがされている中で、ウエイトトレーニングは欠かせません。

今回は1人の短距離選手のトレーニング風景についてご紹介します。実施している内容もそうですが、目的をもって丁寧に行っている姿も是非参考にしてください。

まずはストレッチで身体チェック

動画3:15あたりからストレッチが始まります。このストレッチ内容そのものが効果的な人もたくさんいると思いますので、是非トレーニング前に実施してみてください!

このトレーニング前のストレッチは、柔軟性を高めることだけではなく、自分の身体をチェックするという意味合いもあります。

人は誰でも毎日身体の調子は違います。自分の身体の小さな変化に気づける人は、毎日何かしらの方法で自分の身体をチェックしているから。レベルが高い選手になればなるほど、小さな変化や違いにも気がつきます。

はじめのうちはよく分からなくても、徐々に変化に気づけるようになりますので、自分の身体のチェックという意味合いでもトレーニング前のストレッチは欠かさず行いましょう!

ちなみに、トレーニング前にストレッチしない方が良いという話を聞いたことがある人もいるかもしれませんが、今回実施しているストレッチはジワジワと20~30秒伸ばし続けるようなストレッチではなく、動かしながらトレーニングに近いような形で行っていますよね。
ジワジワゆっくり20〜30秒伸ばし続けるようなストレッチは筋肉がお休みモードに入ってしまい、筋肉の反応が悪くなるので、トレーニング前にはオススメしません。やるのであれば、動画のように動かしながらのストレッチを行ってください。

パワークリーン(動画9:00〜)

瞬発力が必要な競技にはオススメのパワークリーンという種目。これ、ものすごく難しいんです。

下半身の関節、足関節(足首)・膝関節・股関節を素早く伸展(伸ばす)ことで、バーが上へポーンと上がってきて、それをキャッチするトレーニングですが、それぞれの関節が動くタイミングや、上半身の姿勢など、気にするポイントがたくさん。

動画の途中で(10:13~)スタートポジションでハムストリングの力を使ってしまっているという指摘がありますが、この指摘もかなりたくさんの人に当てはまると思います。スタートポジションの時点で、これから瞬発的に使いたい部位の力を使ってしまうとパフォーマンスは上がりませんよね。

是非動画でポイントを確認してください!初めての人は、その前のケトルベルから行ってくださいね!何度も何度も繰り返して身体の感覚を養っていきましょう!

ステーショナリーランジ(動画15:25~)

これはお尻の種目。有名なトレーニングで、ジムなどでこのトレーニングをしている人を見かけたことがあると思います。

前述のパワークリーンも難しい種目なのですが、このステーショナリーランジも意外に確認ポイントは多い種目です。

上半身が床と垂直になっている人が多いですが、お尻に効かせるにはやや前傾がよいです。この時、股関節を曲げて前傾になります。顎が前足の膝の上に来るくらいにくるのが目安です。

スタートポジションがとれたら、体勢をキープしたまま、後ろの膝を真下に下ろしていきます。この時身体全体が前へ移動するような膝の曲げ方をする人がいます。前に移動すると、前足の膝が前へ出てしまい、膝をケガする可能性が上がりますので、膝は「真下」に下ろして、身体の前後の動きがないよう注意しましょう!

走るうえでお尻のパワーアップは必須!こちらもポイントを確認してから、正しい方法で丁寧に行っていきましょう!

それでは動画をご覧ください!

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