筋トレをしたことがある人のほとんどは経験済みであろう筋肉痛。筋肉を大きくしたい人からすると筋肉痛は充実感を得られる嬉しい痛みですよね。
でも、この筋肉痛、実ははっきりとは解明されていないんです。
まだまだ謎に包まれているのですが、筋肉痛と付き合いながら長年トレーニングを積み重ねてきた、お笑い芸人のなかやまきんに君が実体験をもとにこの筋肉痛について解説を行っている動画があります。今回はその動画をもとに筋肉痛や筋肉痛にまつわるよくある質問について記します。
筋肉痛はなぜおこる?
筋肉痛には2種類あり、運動している最中もしくは直後に痛みが出る筋肉痛を「即発性筋肉痛」と言います。これは主に酸素の欠乏や体内が酸性に傾くことで起こると言われています。
もう1つは「遅発性筋肉痛」。これがいわゆる筋肉痛ですね。トレーニングによって筋肉に微細な傷ができ、それを修復するために白血球を中心とした血液成分が傷の部分に集まってきます。その中に刺激物質、発痛物質と呼ばれるブラジキニンやヒスタミン、プロスタグランジンも含まれており、この物質が痛みを発生させるというメカニズムなんだそうです。
筋肉痛がある時は筋トレはお休み
筋肉痛があるうちは筋トレをしてもよいのか?という疑問をたくさんの人が持っていると思います。この疑問に対してのなかやまきんに君の回答は「筋肉痛がある間はハードは筋トレは行わない」です。
軽い運動、例えば有酸素運動なんかは筋肉痛があっても実施して問題ないですが、重たい負荷をかけるようなトレーニングはしないそうです。痛みがあるということは体からのサイン。それを無視して体をトレーニングで追い込むということはおすすめできません!
また、筋トレは何日くらい休養を挟んだらよいのか?という質問もよく受けるそうですが、これこそまさに筋肉痛が目安になります。トレーニングをして筋肉痛があるうちはお休み。逆に言うと、筋肉痛がなければ実施して問題ないということになります。
自分の体重を負荷にした自重トレーニングは、はじめのうちは筋肉痛がきますが、慣れてくると筋肉痛がこなくなります。そうすればこのトレーニングは毎日行っても問題ないという解釈です。
ただし、毎日トレーニングをする場合、筋肉痛がなくても関節や靭帯にも負担がかかっていますので、そこの部分のダメージが回復しているかどうかは様子を見ながら行いましょう。
筋肉痛がこないと筋肉は成長しない?
初心者の場合は筋肉痛がこなくても筋肉が成長することはありますが、上級者の方が筋肉痛がこないトレーニングを続けていてもあまり筋肉の成長は期待できない、というのがなかやまきんに君の見解です。
これは実体験にもとづいたもので、きんに君自身がやはり筋肉痛があるトレーニングの方が筋肉の張りや成長を感じられるのだそうです。
ということは筋肉痛がくるトレーニングをすると筋肉の成長が速いということになるわけですが、これについてきんに君は同じ部位のトレーニングでも毎回種目を変えると話しています。種目を変えるだけでなく、レップ数やレストの時間も変えて、とにかく色々な新しい刺激を体に与えることを意識しているのだとか。皆さんも筋肉痛がこない場合は変化を加えて新しい刺激を入れてみてください。
筋肉痛は休養の目安にもなり、上級者はトレーニングの質の目安にもなりますね。筋肉痛をうまく利用して筋肉をもっと成長させていきましょう!
それでは動画をご覧ください。
【#61】筋肉痛はなぜ起こるのか?筋肉成長(超回復)に必要なのか?治らない筋肉痛は〇〇などなどについてもお話です。