夏の風物詩の1つである甲子園。2023年夏の甲子園が開幕しましたね。今回の甲子園予選では、各地方で強豪が敗退するなどの波乱が起き、今年も夏の甲子園に注目が集まります。
今年の甲子園で注目されている好打者はこちら▼
花巻東高校 佐々木麟太郎選手(右投/左打)
広陵高校 真鍋慧選手(右投/左打)
九州国際大付 佐倉俠史朗選手(右投/左打)
沖縄尚学 仲田侑仁選手(右投/右打)
八戸学院光星 中澤恒貴選手(右投/右打)
その他にも注目されている選手は多く、甲子園での活躍が期待されます。
本記事では、長打力が魅力でプロ野球チームからも注目されている九州国際大付の佐倉俠史朗選手のバッティングについて紹介します。佐倉選手は、身長182cm体重104kg、右投左打の一塁手。ガッチリとした体格から繰り出すフルスイングで圧倒的な打球速度と長打力が魅力の選手です。花巻東の佐々木麟太郎選手、広陵の真鍋慧選手と共に高校BIG3と呼ばれ、スカウトからの評価も高いです。
はじめに、佐倉選手のバッティングフォームをご覧ください。
佐倉選手のバッティングフォーム
佐倉選手のバッティングフォームは、重心を低くした構えと高いトップの位置が特徴的です。重心を低くして目線のブレを最小限にしており、トップの位置を高くすることでボールに最大限の力を伝えていることがわかります。
重心を低くした構えから右足をしっかりと上げるフォームは、下半身の筋力が必要です。重心を低く構えたとしても筋力が足りず上方向に力が逃げてしまうと、目線がブレたり力を十分に乗せきることができません。重心を低くできる筋力を佐倉選手は持ち合わせており、結果としてホームランや長打を量産しているのです。
また、トップの位置が高いとバットが遠回りをしてしまい、インコースが打ちにくくなりますが、佐倉選手はファウルにする技術を兼ね備えており、高いバッティングセンスを持っています。
目線がブレることや飛距離が伸びない選手は、佐倉選手のフォームを取り入れてみるのもおすすめです。一方で、バッティングフォームを変えると苦手なコースや球種も変わることがあるので、練習で調整しながら自分のスイングを定着させましょう。