バドミントンは、シングルス:縦6.7m ×横約5.2m、ダブルス:縦6.7m × 横6.1mのコートの広さでプレーします。実際に動いてみると意外と広いと感じる初心者の方も多い印象です。では、レベルの高い選手はどんな能力が優れているのでしょうか?
フットワークの重要性
レベルが高い選手の共通点は「フットワークの速さ」です。コートの中をいかに効率よく動けるかが上達のポイントになってきます。
バドミントンの球速は球技の中でもトップクラスで、ギネス記録は493km/hにもなります。速い展開にもついていけるフットワークを身につけるには、自分の足幅でどのくらい動けば
コートのどの辺りまで移動ができるという感覚を養うことも必須になります。
それでは、どんなトレーニングをすれば良いのかを説明していきます。
フットワークのトレーニング方法
その感覚を養うトレーニングが「シャトル置き」です。
トレーニングするにあたってあたってのポイント
シャトル置きをする上での抑えておきたいポイントは3点あります。
1.腰を落とした状態を維持する
2.歩数は極力少なくする
3.スピードは意識して速くする
この3点を意識することが出来ればラリー中でもフットワークの質はかなり向上します。実際にトップクラスの選手のフットワークを見ているとどの選手もこの3点は共通して出来ています。
海外選手とのスピーディーな戦い!バドミントン男子ダブルス 遠藤渡辺ペア
特に守備(レシーブ)をしている時には、腰の位置がしっかり下がっているのが確認できると思います。
腰が高い状態だとシャトルを打った後の重心がブレが大きく、次の動作が遅れてしまうため、速く球に対応出来ず相手に攻めさせる隙を与えてしまいます。バドミントンではシャトルのタッチの速さが速いほど有利にゲームを展開できます。
フットワークの基礎が出来ている人ほどシャトルのタッチが速く、自分が有利な展開であったり得意な展開にすることが可能になります。
球技なのでどうしても打つ球のことを考えがちですが、基礎のフットワークさえしっかりポイントを押さえておけば、必然的に打つ球のスピードも速くなってきます。
今回ご紹介するトレーニングのシャトル置きですが、体育館ではもちろんのこと、屋外でもスペースがあれば可能なので手軽で始めやすいトレーニングです。
先程の3点を押さえた上で、実際にラリー中のことをイメージしながら取り組めれば上達も早くなります。
それでは動画をご覧ください。