2015年からビックコミックスピリッツにて2023年9月現在連載中の人気サッカー漫画「アオアシ」。愛媛県の公立中学の弱小サッカー部員である主人公が、東京のサッカークラブの監督からスカウトを受け、上京。多くの選手との触れ合いを通して成長していく漫画です。
漫画と言っても、実際に生かせる技術が描かれているのもアオアシの魅力。今回は、元日本代表の中村憲剛さんが、漫画アオアシに出てくる「5レーンの応用」について述べている動画を参考に解説していきます。(動画13:31〜)
5レーンはJクラブでも取り入れているのか?
横浜マリノスの場合は、ワイドに人を張らせてダブルボランチでスタートします。攻撃になると、ボランチの選手が外に出たり、サイドバックの選手が中に入ったりして5レーンを保つ動きをしています。
実際試合で起きている現象として、偽サイドバックを作りながら3人で作るトライアングルを形成します。5レーンを使い、フィールドをサイドラインからサイドラインまで幅広く使う事で、DFの間を広げて、その隙間を狙います。(動画16:05〜)
川崎Fも5レーンを使っている?
5レーンをやる、という指示は出ていませんが「レーンはかぶるな」という指示は出るそうです。中村憲剛さんは「5レーンをやると言われると意識的にスペースを取りすぎてしまい動きが固まってしまう可能性が高いのでは?」と言っています。
みんながアドリブで動き出してレーンを保つ事で、色んな崩しができるのが5レーンの良い所で、言葉でいうとそれに捉われすぎて動けなくなることもあります。
そのため、あえて「5レーン」という言葉は使っていないと思っています(動画18:25〜)
ポジショニングが分かると面白くなる
人によっては、小難しい仕組みはいらないから、ズバッとしたシュートを打ってくれ!というファンの方もいるかもしれません。
ただ、もう一つの見方として、現代サッカーでも重要視されているポジショニングを知る事で観戦が何倍も楽しくなります。
中村さんは、立ち位置を見ることでその選手の性質がわかる(どういう動きをするか、得意なのか)そうで、そういう見方でピッチを観戦してみるのも面白いかもしれません。
(動画32:13〜)
いかがでしょうか?ぜひ実際に試して、5レーンを手に入れてフィールドを制圧しましょう!
それでは、動画をご覧ください。