勝ち続けること、それは非常に難しいことです。ハイレベルな戦いに出てくる選手は誰が対戦相手であろうと必ず勝てる確証はありません。確実に成果を残すためにメンタル面も大切です。
今回は負けない卓球・勝つ卓球の考え方について最後の動画をもとに詳しく解説します。
負けない卓球・勝つ卓球 何が違う?
では、この二つの言葉は何が違うのでしょうか?
負けない卓球というのは、「格下または同等の選手に負けない方法」。勝つ卓球というのは「自分より格上の選手に勝ちに行く方法」。
このような定義の元、それぞれの卓球の闘い方について解説していきます。
負けない卓球(格下対策)
自分がやりたい事ではなく、相手がやりにくいと思っている事をやります。
動画で解説している濵川さんの場合、YGサーブが得意だとします。ただ、対戦相手がYGサーブを取るのが得意な選手だった場合、その選手にYGサーブで勝負していったら分が悪い勝負になります。
相手は縦回転のサーブを嫌がっている、そう感じるのであればそこで攻める、相手が嫌な事を感じとり、自分が得意でなくても相手が嫌がる所を狙っていく卓球をします。
勝つ卓球(格上対策)
では、格上に勝つ卓球をするためにはどうするのか。
それは、自分の力を100%出そうと思うことが大切です。
例えば、格上が格下の選手と対戦する時には「多分これくらいで大丈夫」というボーダーラインを決めている事が多いです。そこに、格下の選手が、想定よりも高いレベルのプレーを見せてきた時に「負けたらどうしよう」というプレッシャーが加わり、格上の選手は自分のプレーが出来なくなります。
そうした余計なプレッシャーが無い分、格下の方が向かっていく気持ちを持てるため有利です。自分がやりたい事をキッチリやる、そして格上に「こいつに負けたらどうしよう?」というプレッシャーをかけにいく。こうした気持ちを持って勝負に臨むことが有効です。
それでは、動画をご覧ください。