自分が闘う全ての選手に対して、体格で勝っている事などありません。だからこそ、ラグビーではミスマッチを作る作戦や、相手の隙をつくゲーム展開が重要となります。
今回は、1331のポッドの使い方やどのようにDFを崩していくのか、ポッドの基本的な作り方から1331のアタックの仕方を、最後の動画をもとに解説していきます。
そもそも1331とは?
この1331という数字は、FWの陣形を指します。両外側に1人ずつで真ん中に3人ずつの形の4つのユニットに分かれて作る4つのポッドの事です。
一般的には外側には足が速いFLやFOを配置したり、キックパスを使うチームはハイボールに強いLOを置く事もあります。特に真ん中のポッドは防御のプレッシャーがかかりやすいので、突破力のあるNo.8を配置してゲイン獲得を狙います。
使い方① スクラムからポッドAT
CTBオプションのリサイクルの流れを記載します。
- ブレイクダウンにCTB1枚とオープンFLを使う
- ④、⑤、⑧が9シェイプを形成
- ブラインドFLがSOの内側に配置→展開したらブレイクダウンに合流
- ①、②、③が10シェイプを形成
- オープンFLが逆側のエッジに
この配置になってから、2次攻撃の4・5・8は9シェイプを使うかオプションします。
使い方② スクラムからポッドAT(大外振り)
1次攻撃が大外の場合の展開について記載します。
- ブレイクダウンにBK3枚つく→オープンFLもブレイクダウンへ
- ④、⑤、⑧が9シェイプを形成
- ①、②、③が10シェイプを形成
- ブラインドFLはエッジへ
いろんなプレーの幅を持つ
今回は、報徳学園ラグビー部が1331の使い方について指導を受けていますが、色々な方法を選手自身が体験してみて、使えそうなものがあると判断すれば使うようにと指示されています。
やはり、監督コーチも重要ですが試合に出ているのは選手です。選手達が自発的に考えて行動する、それが強いチームなのではないでしょうか?
ぜひチームに生かせそうなポイントがあれば取り入れてみてください!それでは動画をご覧ください。