クロールでの呼吸に苦手意識を持っている方は多いのではないでしょうか?呼吸の時に水を飲んでしまったり、鼻に水が入ってしまったり、どうもうまくいかず、長い間苦手意識を育てていませんか?
一般的なプールでは動画撮影が禁止されているところがほとんどですので、なかなか自分自身のフォームを客観的に見る機会が少なく、改善方法が見つからないまま泳いでいる人も多いのではないかと思います。
今回は、簡単にできるクロールの呼吸方法についてお伝えします。より速く泳ぎたい方にとってはあまり参考になりませんが、まずは呼吸の苦手意識や不安を無くしたい方や長く泳ぐために楽にできる呼吸方法を身につけたい方は是非チェックしてください!
簡単な呼吸方法は「上を向く」こと
速く泳ぐための呼吸はコンパクトに行いますが、簡単にできる呼吸方法は目線。顔を天井方向に向けて大きな動作で呼吸を行います。そうすることで水が口や鼻に入りづらくなり、深く呼吸をすることが可能です。
この呼吸法をよりスムーズに行うために、以下3点を意識しましょう・
・軸をとる
・体をぐるっと回す
・頭を水から離さない
この3点をできるようにするためのドリルも紹介していきます!
簡単な呼吸法をスムーズに行うためのドリル
ドリル① ラッコのように浮く
仰向けの状態でビート板やプルブイを胸に抱き、水面に浮かびます。足は沈んでもOKです。体が浮いている時に、できるだけリラックスして深く息を吸う練習をしましょう。
リラックスできず体が力んでしまうと呼吸が浅くなります。ビート板・プルブイは握りしめず軽く持ち、リラックスする感覚を覚えましょう!
ドリル② 下向き→上向きへの回転
うつ伏せの状態でビート板やプルブイを胸・お腹付近で持ち、水面に浮きます。下を向いた状態から体をグルッと半回転させ、仰向けの体勢に変えるドリルです。
簡単な呼吸法は体の向きを変えて上を向いた後に呼吸を行います。この時にバランスを崩さないようにするための練習です。
下向きからバランスを崩さず上向きに回転できたら、ドリル①で行ったように深く息を吸う練習まで出来るとさらにいいですね!
ドリル③ 片手バンザイの状態で体を回転させる
ドリル②の応用編です。ドリル②では両手でビート板・ブルプイを持ちましたが、ドリル③では片手で持ちます。そして反対の手はバンザイの状態にして、下向きから上向きに回転するドリルです。回転する方向はビート板・プルブイを持っている手の方向に回ります。
かなりバランスをとることが難しくなりますが、ドリル②に比べよりクロール動作に近い形になります。是非チャレンジしてみてください!
どのドリルも遊び感覚でできるものになりますので、楽しみながらチャレンジしてみてくださいね!
参照元:【クロール】かんたんな呼吸方法!