足が速い人しか相手を抜いていく事が出来ないと思っていませんか?もちろん、今のスピードを上げる努力も必要ですが、相手を抜くステップには技術が必要です。
本記事では、ラグビーの「ステップを踏む時の重要なポイント」について解説していきます。相手を抜けなくて困っている方は、ぜひ参考にしてみてください!
素早く切り返すために最後の一歩でブレーキを
ラグビーでは、相手を抜くために、自分が狙った方向に素早く身体を切り返せるかがポイントとなります。
陸上のようにまっすぐ走る目的であれば、大きく手を振り、ストライドを大きくして走る事が大切ですが、ラグビーでは独走する時以外その走り方は出来ません。
走るスピードが速いほど、身体が前に進む力が強くなり、ステップした後に切り返せる角度が浅くなります。左右にスペースがある場合は有効ですが、それ以外ではディフェンスの手が届かないよう深い角度で曲がれるように、ランニングスピードをコントロールする事が重要です。
そして、スピードをコントロールしながら、相手の前で切り返すための最後の一歩で、強いブレーキをかける事によって深く素早い切り返しが出来ます。
強いブレーキをかける”3つのコツ”
では、切り返しに必要な「強いブレーキをかける最後のステップ」は、どのような点に気をつければ良いのでしょうか?ポイントは大きく分けて3つです。
- 大きく踏み込む
上半身よりも前に出るように踏み込みます。重心よりも前に足を着地させる事で、進行方向への力を止めて、切り返しがしやすくなります。
- 足の裏全体で着地
走るスピードが速くなればなるほど、一歩でブレーキをかける際の衝撃が強くなります。それに耐えられる姿勢を作るために、足の裏全体で着地し、身体全体で衝撃を吸収出来るようにします。この時、ケガ防止のためにつま先と膝の向きは進行方向に揃えるようにしましょう。
- 後ろ足を残す
踏み込んだ足と逆の足を後ろに残す事で、体重が前に乗りすぎる事を防ぎ、バランスが取りやすくなります。そうする事でキレのあるステップが出来るようになります。
以上のポイントを意識しながら、まずはジョギング程度のスピードから練習していきましょう!それでは、動画をご覧ください。