篠塚大登選手は、2023年全日本選手権3位、パリオリンピック選考ランク3位につけている(2023年12月現在)若干19歳の愛知工業大学に所属する大学生です。WTTフィーダーデュッセルドルフⅢ2023男子シングルスでも3位という好成績を残すなど、近年着々と力をつけています。
今回は、篠塚選手のラケットの握り方(グリップ)について解説します。あまり手元をしっかり見れる機会は少ないと思うので、ぜひ自分と比べて参考にしてください!
フォアハンドとバックハンドのグリップ
篠塚選手は、シェークハンドラケットを使用しています。
フォアハンドの時は少し深めにグリップを握るようにしており、バックハンドのシチュエーションでは、グリップを切り替えて握ります。
バックハンドは、親指と人差し指でつまむように握る、と篠塚選手は表現しています。
フォアハンドが巻いてしまう癖がある
卓球では、フォアとバックハンドの切り替えが多く行われますが、篠塚選手は「フォアハンドでグリップが巻き気味になってしまう」癖があり、それでミスする事が多いそうです。
バックハンド主体のグリップのままだと、どうしてもフォアが巻いてしまうという意識はある、と篠塚選手は語っています。
指導者からも、手首が内側に入ってしまう事はよく指摘されており、打球面を開くように意識するよう指導を受けているそうです。
フォアが上手な後輩からのアドバイスとは
篠塚選手が、愛工大名電高校時代に鈴木颯選手にアドバイスを求めた時には「フォアハンドとバックハンドとで握り方はあまり変えない」と言われたそうです。
また「ヘッドを回せるようにした方がいい」というアドバイスをもらい、いつも篠塚選手の意識が強い、中指、薬指、小指でグリップを握る意識よりも、人差し指の意識をもう少し持って打つ方が良いと考えて取り組んでいるそうです。
いかがでしょうか?練習で課題を解決するとともに、自分の癖を理解することで失点を防ぐことが出来ます。ぜひ、考え方と握り方など自分に合う方法を試してみましょう。
それでは、動画をご覧ください。