篠塚大登選手は、2023年全日本選手権3位、パリオリンピック選考ランク3位につけている（2023年12月現在）若干19歳の愛知工業大学に所属する大学生です。WTTフィーダーデュッセルドルフⅢ2023男子シングルスでも3位という好成績を残すなど、近年着々と力をつけています。

及川瑞基選手は、2020年からTリーグの木下マイスター東京に所属し、篠塚選手と同チームで活動しています。2021年全日本卓球選手権優勝の実力の持ち主であり、男子ナショナルチームとして世界の選手相手に第一線で活躍しています。

今回は、順横のロングサービスのキレを出すポイントについて、篠塚選手が及川選手に指導する動画をもとに解説していきます。

及川選手のロングサービスに付け足す3つのポイント

及川選手のロングサービスを見て、篠塚選手はいくつかのポイントを指摘しています。

1. ラケットを大きく引きすぎない
2. 振りではなく、インパクトで力を入れる
3. 振りの大きさは、出来るだけ抑える

大きく3つの点を指摘していますが、順番に見ていきましょう。

ラケットを大きく引きすぎない

球の力を出すために、及川選手はラケットの振り幅で調整しています。それに対し、篠塚選手は「ラケットの振りを大きくすると、ボールのバウンドが高くなってしまう」と指摘しています。

バウンドが高くなると、相手にとってチャンスボールとなってしまうため、なるべく大きく引きすぎずにコンパクトに打つように指導しています。

振りではなくインパクトに力を入れる

球の力を出すために「インパクトに集中して力を出す」ように篠塚選手は言っています。体重移動に合わせてインパクトする方が、低く鋭いサービスが打てるそうです。

振りの大きさは出来るだけ抑える

篠塚選手は、ロングサービスの際もあまりラケットは振らないと言っています。インパクトの際に、ラケットを持つ指に力を入れるようにして打球するよう心がけていると言います。

いかがでしょうか？意識の持ち方でスイングがだいぶ変わりますね。ぜひ色々と試してみましょう！それでは、動画をご覧ください。