ウェアからブーツ、板、ストックと数多くの道具を使用するスキー。その中でも足を固定するブーツの役割は非常に大きいです。初心者と異なり、競技スキーのブーツは適切な滑りをするためにカスタマイズされていることが多いのも特徴です。
本記事では、あまり教えてくれない「ブーツに関する知識と滑りへのアプローチ」について解説します。スキーブーツが痛くて悩んでいる方、レベルアップした滑りをしたい方はぜひ参考にしてください。
知っておきたいブーツの知識
1年に数ヶ月しかないスキーシーズン。せっかく朝から晩まで滑っていたいのに、長い時間ブーツを履いていると足が痛くなったりすることもあります。
正しい滑りは、正しいブーツ選びから。初めての方もそうでない方も、自分に合うブーツなどを以下の視点を持って選んでみましょう。
小指の付け根が痛くなる→踵側のスペースを広げる
よくありがちなのが、小指がブーツに当たるから小指側のスペースを広げようというもの。これは、より小指が外側に開いて痛いのは変わりません。
この場合、踵側のスペースを広げると、踵が外側に収まってつま先が痛くなくなります。つま先が開いて逆ハの字のような力のかかり方も、これで改善します。
シェルの高さをカスタマイズしよう
メーカーによって、足のサイズが違ってもブーツの高さ(シェル)が同じという事もあります。身長が高い人にとってはふくらはぎがラクだけど、低い人にとっては窮屈に感じるというものもあります。
長時間履いていても窮屈に感じないように、アッパーカットをして合わせましょう。
初心者は前傾角度が少ないブーツで練習
初心者と上級者では、スキー板への加圧の仕方が異なります。初心者は、膝を曲げ伸ばしする上下運動がメイン、上級者は膝を伸ばしたまま股関節の伸展(お尻を前に突き出す動き)で加圧します。
まずは、膝の上下運動がしやすい前傾角度が浅いブーツから試してみましょう。
いかがでしょうか?道具にもこだわると、よりスキーが楽しくなりますよ!それでは、動画をご覧ください!