海外のトップリーグでもプレーし、日本代表でも活躍した長友佑都選手。身長は170cmながら、豊富な運動量と球際の強さで知られています。大学時代に腰を痛めたことをきっかけに体幹を鍛えたことでプレーの質が向上、FC東京に入り瞬く間に世界のトップレベルがプレーするインテル・ミラノまで駆け上がりました。
長友選手の運命を変えたと言っても過言ではない体幹のトレーニングについて、今回は最後の動画をもとに詳しく解説していきます。
なぜ体幹を鍛える必要があるのか
体幹とは、胴体部分のことであり大きく見ると、首、肩、背中、腰回り、腹筋、お尻などが体幹の構成要素です。スポーツでも体幹という言葉はよく使われますが、その「体幹」はお腹周りを指すことが多いです。では、なぜ体幹を鍛える必要があるのでしょうか?
それは「胸郭と骨盤を繋ぐこと」にあります。
難しい言葉ですが、要はお腹の部分で力が逃げない様にして、効率よく力を伝える事が出来る様にトレーニングするのです。骨格を見ると、肋骨で囲まれている胸とは異なり、お腹には臓器を入れるための大きな空洞があります。身体の構造上、ここで力の伝達が弱まりやすいため、お腹周りの筋肉を鍛えて、上下の橋渡しを上手に出来る様にしてあげるのです。
長友選手も行う体幹メニュー
実際に長友選手が行っているという体幹トレーニングをいくつかご紹介します。
- 水平クランチ 腹直筋・腸腰筋・腹斜筋
仰向けの状態で膝を立て、脚を上げながら両手を水平に保つ
- クロスクランチ 腸腰筋・腹直筋・腹斜筋
仰向けで広げた手の方のヒザを立て、肘と膝をクロスでくっつけます。
- バックキック 広背筋・脊柱起立筋・大臀筋
両肘をつき、四つん這いになる。まっすぐ片足を伸ばしてキープ
- フロントブリッジ(プランク) 大腿四頭筋・大臀筋・脊柱起立筋
脚を肩幅に合わせて肘をつく。腰を持ち上げ、水平にキープ
- バッククロスクランチ 腸腰筋・広背筋・大臀筋
四つん這いの姿勢で、片膝と対角の肘をくっつけ、お腹を固める。手と脚を素早くまっすぐ伸ばす。
いかがでしょうか?ほかにもトレーニングがあるので、気になる方はこちらの動画をご覧ください。