2011年に財団法人日本サッカー協会が提案した事により、小学生以下の8人制サッカーが始まりました。本来11人で行うサッカーを8人にする事で、より多くの選手が出場する機会が増える事、ボールに触れてシュート回数が増える事など、試合が活性化し、未来の選手育成にメリットがあります。
その一方で、中学生から11人制となりコートが広くなる、ボールが大きくなるなど、求められる能力が変わってくるのが日本の現状です。
本記事では、中学校でもサッカーを続ける子のために「小学生のうちに身につけておくべきサッカー技術9選」についてご紹介します。レベルアップしたい指導者・小学生はぜひ参考にしてください!
小学生が身につけたい技術 9選
これからサッカーを続けていきたい小学生は、この技術を身につけておくと中学サッカーにスムーズに入っていく事が出来ます。今のうちに、基礎技術を身につけましょう。
リフティング 100回
パスもシュートも、ボールコントロールが必要です。そのためには、最低でもリフティング100回を目指しましょう。サッカーの試合では、ボールは常に動いています。その動いているボールを捉えるために、目とボールの距離感覚を掴む上でリフティングは役立ちます。
バックスピンをかけたトラップ
中学生になると、ボールも大きくなりパワーもついてきます。パワーがある強いパスは、普通にトラップすると前に跳ねてしまうため、DFに取られやすくなります。
DFに取られないためにも、少し上からボールを叩き、バックスピンをかけてトラップします。そうする事で、足元で止まるトラップが出来ます。
反対足にボールを置くトラップ
11人制になると、ボールを取りにくるDFのプレッシャーが上がります。トラップしたボールを反対の足の前に出す事で、次のアクションがスムーズになり、パス回しに余裕が出来ます。
V字パス
まっすぐ来たパスを、V字の方向へ折り返すキックです。この時、蹴りたい方向と身体の向きが異なるようにしましょう。DFに身体の向きにボールが来ると思わせる事で、空いているスペースを作り、パスが繋ぎやすくなります。
ダイレクトパス90度
パスされてきたボールを、真横にいる選手へトラップしないでパスします。90度にしている理由は、試合中であまり90度以上のパスを使う事がないためです。このダイレクトキックは、狙ったポイントよりボールが流れやすいため注意が必要です。
周りを見ること
周辺の状況が頭に入っていると、次の選択が行いやすくなります。ボールを受ける前、ボール受けた直後、パスを出した後の3回は周辺を確認する癖をつけましょう。味方の位置を把握するだけで、どの方向にトラップするか変わってきます。
チェックの動き
チェックの動きとは、相手DFのマークを外す動きです。パスをもらいたい方向と逆にステップした後に切り返して、本来受ける場所へ移動します。この動きでマークを外す事ができると、ドリブルやパスをする余裕と時間が出来ます。
ボールタッチ
ボールを自由に扱える事は、全ての技術の基本です。狭い範囲で良いので、頭を下げずに全力でボールタッチをし続ける練習をしましょう。
キック
中学生になると、コートが広くなる分、キック力が必要となってきます。 ペナルティーエリア外から最低でもゴールバーに当てる、もしくはバーを超えるキックができるように練習しましょう。
いかがでしょうか?一つずつ課題をクリアして、中学生になってからも第一線で活躍できる下地作りを始めてみませんか?
それでは動画をご覧ください。