現在、日本ボディビル選手権で3連覇をしている相澤隼人選手の減量終盤の最後のひと絞りを実現する調整法について説明していきます。
愛用するサプリメント
減量期も増量期も基本的に変わりません。摂取しているサプリメントは・クレアチン・グルタミン・マルチビタミン・アミノコンプレックス・CCD・アルティメットリカバリー・プロバイオティクスです。特に腸内環境がよくなるプロバイオティクスは感覚的におすすめだそうです。
アルティメットリカバリーは、フェネグリークとアルギニンが入っているので血流量を上げたり補酵素の回復、テストステロン値を下げない効果があり、オルニチンとマカも入っているので抗酸化系の働きもあり、身体に疲労を溜めない効果があります。減量期に限定で摂るサプリや量を変えたりすることはありません。
大会前の独自の調整法
最後の1週間の最終調整法は、今年はカーボアップだけとのこと。いつものカロリーを摂って2日かけて上げただけで、カーボの量はいつも摂っている量の2.5倍くらいです。一般的にやりがちなカーボを減らしたり、ローカーボの日を設けたりもしておらず、水分は前日の夕方から少しだけ減らすことを実践したそうです。
昨年の日本選手権の前は、「理論上絶対太らないカーボローディング」を行い、6日間で1日3,000kcalとして18,000kcalは変えずに、最初の3日間だけカロリーから炭水化物をを落として1日普通に戻し、2日間でカロリーを上げる方法を取り入れたそうです。しかし、最初の3日間を落とした時にダメージが凄くて戻せない状態で大会当日は張りがない状態になっていしまったので、もし3日間落とすのであればちゃんと食べ戻さないとダメだと失敗から教訓としたそうです。
日本王者の自分の課題
全体的に質感を上げることが重要。ちゃんと仕上がっている選手はすごく迫力があります。相澤さんは、筋肉の量とパッケージで評価されています。しかし、相澤選手はもっと除脂肪と皮下水分の調整が完璧にできるようになるために引き続き自分のなかでも試行錯誤していくことを目標にしています。
減量期、増量期でサプリメントを変える人は多いですが1年を通して変えないようです。また、脂肪燃焼系のサプリを摂っていないのは驚きでした。特別なことはせず「ジムでトレーニングをしている姿でステージに立つ」という感覚なのだと感じました。