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ランニングで多くの人が陥る膝のクッションを使いすぎた走り方 改善するための練習法を紹介|足がパンパン 足が張る 上下動 初心者 フォーム

ランニングで多くの人が陥る膝のクッションを使いすぎた走り方 改善するための練習法を紹介|足がパンパン 足が張る 上下動 初心者 フォーム

ランニング初心者の方が陥りがちな、あまりおすすめできない走り方の中で、膝のクッションを使いすぎている走り方があります。膝や股関節などへの衝撃を小さくした方が関節に優しくて良いのではという考えから、このような走り方になる方が多いようですが、結論から言うとこれは逆効果です。

膝のクッションを使うことで、地面からの反発が膝で吸収されてしまい、前へ進むために必要以上に筋力を使うことになります。これではすぐに足がパンパンに張ってきます。また、クッションを効かせている分、地面との接地時間も長くなり、スピードも出しづらくなるんです。

今回は膝のクッションを使い過ぎず、地面からの反発を効率よく前への推進力に変える走り方を習得するための練習法をお伝えします。

膝のクッションを使いすぎる方に共通する苦手な動き

膝のクッションを使いすぎる走り方をする人は、共通して以下の2つの動きが苦手な傾向にあります。

  1. 足を素早く入れ替える動き
  2. 片足立ちになった時に股関節で体重を支えること

この苦手な2つの動きを改善することができると走り方も変わります!この動きの改善を目的としたドリルが以下となります。

足の入れ替えドリル

まずはシンプルに足の入れ替え動作を行っていきます。

<やり方>

  1. 片足を少し持ち上げ、片足立ちになる
  2. 上げている足を下ろすと同時に、素早く反対の足を持ち上げる
  3. ①~②を左右交互に10回繰り返す

足が着地する時には、既に反対側の足が持ち上がっているようにしましょう。そのためには空中で足の入れ替えを行います。

これができるようになったら、持ち上げる膝の高さを股関節の高さまで上げて、同じように足の入れ替えを行ってみてください。これも足が着地する時には反対の膝が上がりきっている状態になるよう意識しましょう。

股関節で体を支えるドリル

次は股関節で体重を支えるためのドリルです。

<やり方>

  1. 両手を横に広げる
  2. 片足を少し持ち上げる
  3. 腰をひねり、持ち上げた足を反対側の足の前を通過させてクロスする
  4. ③と同時に上半身を下半身とは反対方向に捻る
  5. 次に腰を後ろに引いて、上げている足を反対側の後方を通過させてクロスする
  6. ⑤と同時に上半身を下半身と反対方向に捻る
  7. これを10回繰り返す

ポイントは、軸足から上半身が常に一直線になることです。そして、軸足よりもクロスする足が外に出るくらい体をしっかり捻るようにしてみてください。また、軸足の膝は伸ばしたままです。曲がらないように注意しましょう。

いかがでしょうか?今すぐできるドリルですので、是非試してみてください。動画内では他のドリルも多数紹介されています。興味がある方は最後までご覧ください。

参照元:ランニング初心者に多い疲れやすく遅いクッション走り改善法

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パーソナルトレーナー井上美紀
筑波大学 体育専門学群卒業後、約12年間のサラリーマン生活を経てパーソナルトレーナーに転身。一人ひとりその日の調子を見て「トレーニング」「ストレッチ」「整体」を組み合わせた施術で、その人が持っている力を最大限に引き出すサポートをしている。年代は未就学児から70代までと幅広く対応。肩凝り・腰痛・不定愁訴などの対応をメインとしながら、頚髄損傷を含む身体障がい者へのトレーニング・ケア、パラアスリートのサポートも行っている。
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