いよいよプロ野球もクライマックスシリーズに向けて、各リーグで熱い戦いが続いています。現在、パ・リーグ首位のオリックスバファローズ。オリックスバファローズは、パ・リーグの中でも投手層が厚く、現時点(2023年9月13日)の失点数は355点と非常に少ない結果となっています。2位は千葉ロッテマリーンズの443点。100点近くの差をつけている要因は、先発ピッチャーが安定しており、有利なゲーム展開に繋げているからだと考えられます。
本記事では、オリックスバファローズ先発の宮城大弥投手についてご紹介します。宮城投手はオリックスバファローズの左腕エースで、150㎞/h前後のストレート、切れ味鋭いスライダー、2種類のカーブ、チェンジアップなど、多彩な球種を投げ分けるコントロールの良い投手です。
はじめに宮城投手のピッチングフォームをご覧ください。
参照元:【超・修正】宮城大弥『緩急自在に鷹打線を翻弄…8回無失点で3勝目』
前の肩を下げて壁を作りヒップファーストの二段モーション
宮城投手の特徴は右肩を下げたフォーム。右肩を下げることで、右側の腹筋に刺激を入れることができ、バランスが取りやすくなったり体の開きを抑えたりできます。体の開きを抑えて、壁をしっかりと作っているため安定した投球ができているのです。
宮城投手は、二段モーションを取り入れており、勢いをつけた投球フォーム。二段モーションは、バランスを取りやすくなるとともに、軸足から右足への体重移動をスムーズに行えるというメリットがあります。
体の開きを改善したい選手は、前の肩をやや低くして腹筋を縮めるイメージで投球してみましょう!
前足が地面に着いたときにトップが出来上がっている
宮城投手は、前足が地面に着いたときにトップが出来上がっていることも特徴の1つ。トップを作るのが遅れてしまうと、上半身の回転に対して腕の振りが遅れてしまうので肩や肘への負担が大きくなってしまいます。また、ボールが抜けやすくなってしまうので注意しましょう。
腕のしなりが大きい
宮城投手は、腕を振るフェーズで腕と地面が平行に近い角度になっていることがわかります。しなりが大きいことでボールに力を伝えやすくなり、ボールに綺麗な回転をかけることができます。
しなりは投手にとって重要ですので、しなりをつけられるように、日々のストレッチを怠らず継続しましょう!
それでは動画をご覧ください。