陸上競技の短距離走で使用するスパイク、どのくらいのタイミングで買い替えていますか?見て分かるほど壊れたり破れたりしていれば、当然買い替えると思いますが、そうでなければ買い替えるきっかけがありませんよね。
しかし、短距離走は0.1秒を争う競技です。唯一使用する道具であるスパイクの良し悪しはタイムに直接的に影響します。
今回は使い古したスパイクにどういう劣化が起こるのかをお伝えします。スパイクの買い替え時期の目安にしてください!
アッパーが伸びる
使い込んでいくと、足の甲を覆っているアッパーが伸びていきます。その分紐をきつく締めれば問題ないように見えますが、これは要注意です。
紐をきつく締めることによって足の甲が圧迫され足に痛みが出たりする場合があります。新品ではアッパーが伸びていない分、紐をきつく締めなくてもフィット感がありますので、現在使っているスパイクのフィット感が薄れていると感じた時は、新品と比較して確認してみてください。
プレートの劣化
新品のスパイクと比較すると使い込んだスパイクのプレートの方が、力を加えて曲げた時に大きく曲がります。捻じるように力を加えても、新品と使い込んだスパイクとでは雲泥の差!パッと見ただけでは分かりませんが、力を加えてプレートを曲げてみることで、プレートの劣化具合がよく分かります。
これだけプレートの固さが違うということは、当然走っている時にスパイクからもらえる反発力や安定感も違います!試合で結果を出すために、練習用と試合用のスパイクを準備したり、同じスパイクを2足買っておくと安心でしょう。
固定ピンは2mm削れたら買い替え
新品の状態からピンが2mm削れてしまうと、かなり感覚が悪くなります。固定ピンのスパイクの場合は、ピンだけの交換ができませんので、2mm削れた時が買い替えのタイミングです!
上記どれも見た目で明確に分かる劣化ではありません。夏場のインターハイやインカレなど、重きを置いている大会に合わせて、まずはスパイクの劣化具合のチェックをしましょう!そして、必要があれば大会に余裕を持って間に合うよう早めに買い替えを検討してみてください!