昨年度、最終的にチームの年間最優秀選手や海外紙選定の年間ベストイレブンに選ばれるなど大活躍したレアル・ソシエダに所属する久保建英選手。若くして海外で活躍する久保選手の持ち味はなんと言ってもドリブル。
身長173cmとサッカー選手の中では大きくないものの、彼の突出したドリブル力でゴールを量産しており、非常に注目を集めています。
中でも「ダブルタッチ」はよく使うテクニックの一つ。今回は、最後の動画をもとにドリブル技術「ダブルタッチ」について、詳しく解説していきます。
ボールとともに軸足を引く
最初にボールを置く位置がとても重要です。自分が、すぐに足を動かして扱えない位置にボールがあるとフェイントもパスも何も出来なくなります。ボールをタッチした後に、軸足を迎えに行かないで、ボールをタッチしたら軸足も逃す形で受け渡しをします。
相手と入れ違いたい場合は、真横に逃げるように軸足を引きます。軸足の使い方によって、逃げる方向のレパートリーを増やす事が可能なので、サイドラインが近い時や相手の動きによって変化させます。
ボールは「蹴る」ではなく「滑らせる」
ボールを持ち出す時に、ボールを蹴ると受け取りづらくなります。できる限り親指でボールを滑らせるようにタッチをします。2023年で引退するイニエスタも、このフェイントを使っており、ボールを包み込むように足を使っている事がわかります。
ポイントは距離・幅・スピード
相手とどのくらいの距離を取るのか、ダブルタッチの幅、抜きさるためのスピード、これら3つがダブルタッチを決める要素となります。特に相手を抜くためのスピードは、棒立ちの状態ではスピードが出せません。徒競走の「よーい、どん」の感覚を使って1歩目のステップで力を溜めて「よーい」、「どん」で全速力で動くイメージが良いでしょう。
それでは動画をご覧ください。