よくプールにビート板と並んで置いているプルブイ。とりあえず脚に挟んで使ってみたことがあるけど、その他の使い方が分からないという方、多いのではないでしょうか?今回はプルブイを使ううえでの注意点と、プルブイを使った練習方法を紹介します。
プルブイの豆知識
はじめに豆知識です。プルブイは横から見た時8のように真ん中が凹んでいて両側が膨らんだ形をしています。でもこの両側の膨らみ、実は少し大きさが違うって知ってましたか?両方同じ大きさではなく、片方がやや大きいんです。
大きい方が浮力が強くなりますので、大きい方を上にして脚に挟んだ方が安定します。初心者の方は大きい方を上にして使いましょう。
逆に不安定な状況を作って、体幹を意識したり、姿勢を作る練習をしたい時は大きい方を下にして使うとよいでしょう。こちらは上級者向けになります。
プルブイを使う際の注意点
プルブイを脚に挟むことで下半身を浮かすサポートをしてくれますが、 プルブイの浮力だけに任せていると手と足は水面に近いポジションをキープできているにもかかわらずお腹・腰だけが沈むような姿勢になってしまいます。この原因はお腹の力が抜けていること。
プルブイが下半身を浮かせてはくれますが、それだけに頼らず、お腹の力は抜かずに力を入れて反り腰にならないように注意しましょう!
プルブイを使用した練習方法
プルブイを使用して各泳法の練習方法を紹介します。
平泳ぎ(動画3:16~)
足にプルブイを挟んだまま平泳ぎのキックをします。手はかかずに体側に沿って伸ばし、足を引き付けた時に踵を手でタッチします。この時にプルブイが足からとれないように注意しましょう。内転筋を意識したドリルになります。
背泳ぎ ローリングキック(動画3:54~)
プルブイを胸に抱えた状態で背泳ぎのキックをローリング動作を加えて行います。このプルブイがローリングをする際の軸になります。ローリングにつられて頭がいっしょに動かないように注意しましょう!
バタフライ(動画4:33~)
プルブイを足に挟んだままドルフィンキックをしていきます。浮力のあるプルブイを足の力で沈めてから蹴りこむことを意識しましょう。股関節からのキックが苦手な方におすすめなドリルです!プルブイを沈める時にお腹の力も必要になってくるので、より力強いキックを習得したい方も是非やってみてください!
クロール(動画5:26~)
前の手にプルブイを持った状態でサイドキックを行います。プルブイが水面に浮いてこないように沈めて持つことを意識しましょう。プルブイを沈めることで前に重心を乗せる感覚が得やすく、腰も高い位置でキープできるようになります。腕は曲げず、遠くに伸ばしたまま沈めるようにしましょう。
新しい練習方法が見つかるとワクワクしますよね。色んな使い方を試して、楽しく練習していきましょう!
それでは動画をご覧ください。