野球を始めたばかりの子どもによく見られるのが、腕が横から出てくる横投げです。また肘が下がった状態で投げている子どもも多いのではないでしょうか。本記事では、上から投げるフォームを身に付けるためのタオルを使った練習方法をご紹介します。
用意するもの
準備するものはタオルのみ。できればスポーツタイプの長いタオル(約100cm)がおすすめです。
タオルの握り方
タオルを手首に巻き付けて握ります。動画内1:19-で紹介しているので詳細は動画でご確認ください。タオルを巻き付けるコツは、右手(右利きの場合)をピースにして下からタオルを通すことです。
注意点は、タオルの両端の長さを均等にすることです。タオルを均等にすることで、タオルを回したときにバランスが取りやすくなります。また、タオルの大きさにも注意しましょう。タオルが小さすぎると遠心力を感じにくくなるため、約100cmくらいのタオルを使うことがおすすめです。
上手く握れない場合は、均等に二つ折りにしてから折り目の部分に手のひらを上にしてタオルを挟むようにしましょう。この握り方は、シャドーピッチングをするときにも使えるのでぜひ参考にしてみてください。
練習方法
タオルを握った状態でボールを投げるときのトップを作ります。トップの位置が決まっていない場合は、脇の下と腕が90度になるようにします。タオルが顔に当たらないように、少し開き気味でも問題ありません。
次に、腕の高さをキープしながら上から見て”反時計回り”にタオルを回しましょう。反時計回りにぐるぐるとタオルを回してから下にたたきつけるイメージで腕を振ります。
ポイント
- 1.グローブを持つ手を前に長く出し、その手をタオルで叩くイメージで腕を振る
- 2.タオルを回しているときは投げたい方向にヘソを見せない
- 3.投げる瞬間左手を自分の体に引く
この練習をするときには実際の感覚に近づけるためにグローブをはめて行いましょう!タオルは前に投げてしまっても問題ありませんが、投げたい方向にタオルが飛ぶことが大切です。
タオルを回す練習をしてからキャッチボールをする、という流れを繰り返し行うことで、上から投げるフォームが自然と身に付けられます。このときに下半身の使い方も重要で、力まず普段通りの体重移動を心がけましょう。
それでは動画をご覧ください。