1997年生まれ、早稲田大学を経て名古屋グランパスに加入した相馬勇紀選手。166cmと小柄ながら持ち前のクイックネスとドリブルが武器のサイドアタッカーです。
2019年に代表デビュー。現在はポルトガルのカーザ・ピア・アトレティコ・クルーべに所属しています。
今回は、相馬選手のクロスの極意について最後の動画をもとに詳しく解説していきます。
クロスはDFの脛の前を狙う
縦に抜いた後に、可能ならゴールエリアに向かって斜めに向かっていきます。内側に入ると、DFもファウルできないため攻めて来られず、浮かしたりゴロでセンタリングを上げるなど色々な選択肢が出てきます。
内に切り込めず縦にいき、クロスを上げる場合、クロスを邪魔するDFの足をイメージして、その足の膝、もしくは脛の前あたりのスペースを狙ってクロスを上げます。
DFは高く足を上げる事が出来ないため、ここは絶対当たらないと相馬選手は言っています。(動画7:06〜)
日本代表戦の絶妙クロスについて
2023年6月に行われたキリンチャレンジカップVSエルサルバドル戦での相馬選手からのクロスで得点したシーンについて、このように語っています。
「パスを一発でトラップ出来たことがよかった。ボールが来た時に中に人がたくさんいるとわかっていたが、一個手前のスペースが空いていると見えた。そこに古橋選手が良い動きをしてくれた」
試合では、相手DFの足の前を通る絶妙なクロスでゴールアシストを魅せてくれています。(動画9:55〜)
いかがでしょうか?相馬選手は、試合中にも相手の特徴を分析しスライディングが多いのか、足を出してくる事が多いのか?などを把握するそうです。奇跡のゴールの演出は、こうした小さい積み重ねから生まれるものなのですね。
それでは、動画をご覧ください。