たった1種目で腹筋の上部も下部も追い込んでオールアウトしていく腹筋を紹介します!
トレーニングにおいてどれだけ深く追い込むことができるか、そのためにどれだけトレーニングを工夫しているかは体づくりをするうえで非常に重要なポイントです。
一般の筋トレ従事者はもっと追い込めるということを知らないことが多く、まだ追い込めるのにその手前で止めてしまいがち。追い込みきるための最後の1〜2回が出来るかどうかで体への効果が大きく変わることを考えると、実にもったいない!
今回は一般の方でもしっかり追い込める腹筋の方法をお伝えします。
足はギリギリ起き上がれるポジションにつく
行う種目はシットアップ。仰向けになり両ひざを立てた状態で上半身を起こす動作です。
まず大事なのは足の位置。足の位置で強度が変わってきます
足をお尻にできるだけ近い位置に置いて上半身を起こしてみましょう。背中の半分くらいまでは上がりますが、途中で止まってしまい、それ以上上げることができませんよね。
そこから足を少しずつお尻から離していき、上半身を起こすことができるかを確認します。上半身をギリギリ起こすことができる位置が、この腹筋での足のポジションになります。
上半身を起こす範囲は腹直筋の収縮を感じるところまで
足のポジションが決まったら、次は体を起こす範囲を決めます。
腹直筋に手を当てた状態で腹筋をすると分かりますが、上半身を起こしきると腹筋の力が抜けてしまうんです。ただの体育座りになるだけですね。オールアウトさせるためには腹筋に休憩時間は不要!体を起こすのは腹筋の力が抜けてしまう手前で止めましょう!
そしてその止めた位置で行って欲しい動作があります。
それは、股の間に頭を入れるような意識で体をグッと丸めること。この最後の一押しが効いてくるんです!
体を下ろす時も重力に任せて勢いよく下ろすのではなく、お尻、腰、背中、背中上部の順に少しずつ床につけていくように下ろしましょう。
3段階で追い込む
シットアップのポジションを決めたら早速やっていきます!
ここでは追い込むための3段階について説明します。
1段階目
1段階目は胸の前で腕をクロスして行います。
2段階目
1段階目のやり方で体を起こせなくなったら、次は両腕を前に突き出した状態で同じようにシットアップを行います。手を突き出す時に肩から腕にかけてを少し内側へ捻ります。それ以外の部分は1段階目と同じです。
3段階目
2段階目のやり方でも体を起こせなくなったら、手でふとももを持ち、手で少しサポートしながらシットアップを繰り返します。
このように少しずつ強度を落としつつ、上がらなくなるまで繰り返しシットアップを行うことでオールアウトすることができます。
腹筋でも少しやり方を工夫するだけで効き方がかなり変わってきます。是非トレーニングに取り入れてみてください。