春夏合わせて13回の甲子園出場している、名門履正社高校。2023年夏の大阪大会では、決勝戦で、強豪大阪桐蔭高校を破り、甲子園出場を果たしました。
決勝戦に、先発投手として登板した福田幸之助投手は、強力な大阪桐蔭打線を完封し、チームの勝利に大きく貢献しました。福田幸之助投手は、この大阪桐蔭との一戦を境に、自身の評価を上げ、2023年ドラフトの注目選手なっています。
本記事では、福田幸之助投手の特徴や高校時代の意識やフォームの変化について紹介したいと思います。
福田幸之助選手の特徴
MAX151キロのストレートとキレのあるスライダーが特徴の大型左腕です。スライダーの他にもカーブやチェンジアップを投げることができます。
一番の魅力は、威力のあるストレートで、大阪大会決勝まで進んだ大阪桐蔭の強力打線ですら、捉えるのが困難な質の良さを持っています。また、魅力的なストレートを投げることは、スカウトの興味を引いています。
工夫を凝らしたフォーム
履正社高校に入ったばかりの福田投手は、体が細かったため、目立った投手ではありませんでした。しかし、他の投手に負けたくないという思いから、球速を上げることを意識し始めました。
下半身の強化と縦回転を意識したフォームによって、ストレートの球威を大幅に上げることができたそうです。また、セットポジションから始動することで、軸足の動きやリリースが安定するようになりました。
球威のあるストレートという、自分の武器を活かすためのフォームを見つけたことは、福田選手が成長するための、大きな要因になったのでしょう。
ライバルの存在
福田投手の世代では、大阪桐蔭高校の前田悠伍投手が1年生のときから、高い評価を受けています。福田投手にとって、世代屈指の左腕である前田投手は、どうしても気になる存在でした。
3年間、福田投手は、前田投手を見上げていました。夏の大阪大会決勝戦で、前田投手との投げ合いに勝利したことによって、前田投手と肩を並べる存在になれたと言っても、過言ではないでしょう。
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