多くのチームは、走塁を軽視することはなくても、守備練習とバッティング練習が、練習時間の大半を占めているでしょう…。しかし、走塁の良し悪しは、試合の勝ち負けを左右するほど、重要なことです。
かつて、読売ジャイアンツで活躍した鈴木尚広氏は、勝利を呼び込む神走塁で、多くの野球ファンを魅了しました。そんな、鈴木尚広氏が伝授する、走塁の極意を今回は紹介したいと思います!
1塁の駆け抜け方
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1塁ベースを駆け抜けるとき、頭を下げて駆け抜けるようにしましょう。頭を下げて、ベースを速く蹴る意識を持つことが、大事なポイントです。
速くベースを蹴ることができると、審判のジャッジに迷いが生じるようになります。その結果、アウトがセーフになるかもしれません。
また、ベースを駆け抜けたあとは、すぐに向き直って、周りの状況を確認しましょう。駆け抜けたあとも、気を抜かないことが重要です!
ベースのコーナリング
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ベースを回るとき、できるだけ直線でベースに向かうように意識して、膨らみすぎないように意識しましょう。
また、ベースを回るとき上半身が立った状態だと、外に膨らんでしまい、次のベースへの距離が遠くなってしまいます…。ベースを回るときは、カーブの内側に向かって頭を傾けましょう。
余裕がある選手は、ベースの辺に沿って蹴ると、スムーズに加速しながら曲がることができるため、おすすめです!
スライディングの秘訣
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スライディングは、トンネルや輪っかをくぐるイメージで滑りこむと、低い姿勢で速いスライディングをすることができます!
高い姿勢の状態でスライディングをすると、失速してしまいます。体を小さくして、低い姿勢でスライディングをするように意識すると、速くて鋭いスライディングを行うことができるでしょう!
何回も練習して、スピードが落ちないようなスライディングを心がけることが重要です。
ベースの駆け抜けが速くなれば、内野安打を増やすことができ、コーナリングが速くなれば、シングルヒットをツーベースに、ツーベースをスリーベースに変える可能性が出てきます。
速いスライディングができれば、次の塁を狙う自信を持つことができます。貪欲に点を取るためにも、今回紹介した練習を参考にしてみてください!
詳しい練習内容は以下の動画からご覧ください。