ピッチャーにとって、牽制は大事な技術です。しかし、ランナーに集中すると、打者に対する集中力が落ちることや、ボークを取られてしまうことを気にして、牽制をしないピッチャーは多いでしょう…。
牽制をしないピッチャーは、大きなリードを取ることができ、簡単にスタートを切れる状態を作ってしまいます。足を絡めた相手の戦略に翻弄されて、本来の力を出せなくなるピッチャーは、とても多いでしょう。
今回は、牽制が苦手な人でも克服できる、1塁牽制の仕方と練習方法を紹介したいと思います!
目で威嚇する
(動画1:15)
まず、セットポジションに入る前に、視線をランナーに向けて、目で牽制しましょう。自分は、ちゃんと警戒していることを視線で表現して、相手の心を威嚇することが重要です!
ランナーは、盗塁をするとき、思い切った気持ちが必要になるため、威嚇してランナーの
思い切った心を牽制しましょう。
プレートを外して、視線を向けるだけでも十分ですし、セットポジションに入る前に、長い時間ランナーに視線を送ることができれば、目で威嚇することができます!
軸足でプレートを蹴って牽制をする
(動画4:00)
速い牽制を行うときは、軸足でプレートを蹴って牽制すると、速い動作で牽制することができます。プレートを蹴って牽制するときは、プレートから足を外さないで牽制しましょう。
ルール上、牽制をする動きの流れで、右足から動き出すことはボークではないため、右足から動きだすことがおすすめです!
また、打者に対して投げるときの軸足の動作と、軸足でプレートを蹴って牽制をするときの動作は、被るところがあるため、ランナーを引っかけることができます。
ボークの練習をしてみる
(動画6:43)
良い牽制は、ボークのようでボークではない牽制です。この牽制を見つけるために、あえて、ボークをする練習をしてみましょう!
思い切りボークをしてみて、そこから、ボークのようなボークではない牽制に、近づいていくと、良い牽制を投げれるようになっていきます。仲間やルールに詳しい人に協力してもらって、ボークではないギリギリのラインを見つけていきましょう!
牽制は、ボークを取られる可能性が高いため、高速牽制やボークギリギリの牽制を行うときは、ルールブックを見たり、監督やコーチと相談しながら練習することをおすすめします。
牽制で、ランナーを刺すことができれば、ピンチをチャンスに変えることができるでしょう!
詳しい練習内容は以下の動画からご覧ください。