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投球練習 工藤公康 上半身を上手く使った正しいボールの投げ方

投球練習 工藤公康 上半身を上手く使った正しいボールの投げ方

■課題・要望
・正しいボールの投げ方を学びたい

今回は、元ソフトバンクホークス監督の工藤公康さんが教える、上半身を上手く使った正しいボールの投げ方を紹介します。もちろん、この練習は、全選手がやることをオススメしますが、特にピッチャーにオススメの練習法と言えます。

まずはプロの選手はキャッチボールの「投げ方」についてどう意識しているのか、からスタートです。
元西武ライオンズ内海投手「1球1球、大切にフォームを確かめながら」
元横浜DeNA三浦投手「フォームの確認作業。キャッチボールは基本なので1球目から大事にしている」
という回答でした。プロの選手でさえ、いや、プロ選手だからこそ、キャッチボールという練習の大事さを知っており、キャッチボールだからこそ出来る意識付けをやっているのだと思います。

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トップの位置

投げ方において最も大事なことは「トップ」の位置。トップの位置が正しくないと、「ケガにつながる」「強いボールが投げられない」「ボールをコントロールできない」とのことです。
さぁここで皆さんに質問です。
「正しいトップの位置って何ですか?」と、質問された場合、皆さんは何と答えますか?正直、難しい質問だと思います。今回はここを解明しましょう。

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まず、水平に手を広げます。トップの時は、水平にした肩のラインよりヒジを下げない、ことが重要です。これは分かりやすいですね。実際にやってみると分かりますが、水平にした状態でヒジが下がらないようにトップを作ると、自分が思っているより「高いな」というイメージはないでしょうか?このようなイメージを持たれた方は、早く改善した方が良いでしょう。

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トップのとき手の甲はキャッチャー側

次のポイントは、トップのとき手の甲はキャッチャー側を向いていることです。手の平がキャッチャー側を向くと、リリースポイントでは逆向きになってしまい、逆向きから無理にリリースすると、ヒジや肩に負担がかかりケガにつながってしまいます。ケガにつながらないためにも、トップのときの手の平の向きには要注意です。

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「の」の字

最後は「の」の字。何を言っているのか分からないですよね。トップの位置、トップの形、上半身の回転が正しければ、腕の動き(軌道)が「の」の字になります。この「の」の字をイメージしてキャッチボールすることが非常に重要です。

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実際、キャッチボールするときは、大きめの「の」の字を描くイメージでやると良いようです。「の」の形を大きくゆっくりやってボールを投げること。そして、速いボールを投げるときは「の」を小さくして投げます。
なので、キャッチボールのときは、大きめの「の」をイメージしながら、フォームを確認にして行うことが重要です。これが、上半身を上手く使った正しいボールの投げ方の極意です。ぜひ実践してみてください。

掲載した画像の動画は無くなりましたので、工藤元監督の綺麗なキャッチボールの動画をご覧ください。

動画引用元:西武 工藤公康 キャッチボール

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