通算Jリーグの得点数は、161点。カテゴリーを含めないJリーグ通算得点数は220得点の歴代1位を獲得している佐藤寿人さん。まさに点取り屋として活躍していた元日本代表選手です。
何を意識すればそこまでの得点を挙げられるのでしょうか?
今回は、そんな佐藤さんの「得点を取るためのFWの動き方」についてのインタビュー動画をもとに解説していきます。
FWはタイミングと迫力でDFを動かすこと
FWの一番大切なポイントは、なんといっても点を取ることにあると佐藤さんは言います。
いかに自分が良い状態でフィニッシュワークを迎えられるかが大切、そのために、FWの動きで守備選手を動かし、守備側よりもFW側に有利な状況を作り出すことが必要だと語っています。
例えばクロスの場面では、守備側はGKと最終DFラインの間に通されることは絶対に避けたいもの。本気で前を取りに走っていくFWの動きに釣られてしまい、下がりすぎたDFの裏をかいてスペースを作り、クロスに合わせるという動き方が出来ます。
相手を動かす時のタイミングと迫力を大事することでDFが動かされると佐藤さんは言っています。
味方が何が得意なのか 特徴を把握する
佐藤さんは、味方がどういう選手なのかを知ることが必要だと語っています。
ボールがどの位置にあって、相手がどういう立ち位置にあり、次にどういうプレーを選択する可能性が高いのか。味方であっても、その状況を加味して前方へのパスを選択できる選手なのか、こうした事を常に知っておく事で、必然的な得点を産むことが出来ると話しています。
FWは点を取るために瞬時の判断で変える
大前提として自分がゴールを奪うためのアクションを明確にしていますが、経験のある選手は、1つのゴールを奪うためのアクションをして、最終的に状況が変わった場合は判断を変えていると佐藤さんは言います。
また、ベテラン選手は自分がフィニッシュにいけないと判断した時に、味方の関わりや距離感をみて味方にパスを出すなど、色んなものを感じながら判断をしていると語っています。
FWが得点を取るために、どんなことを考えているのかを知ることができますね。体を動かしつつ、頭でサッカーをやるためのポジショニングとFWの役割を理解し、サッカーIQをあげていきましょう!
それでは動画をご覧ください。