少しずつ滑れるようになってきたけど、ターンの時に姿勢が崩れてしまう。上級者のように綺麗にターンをしたいけれど、どうやっているのか全くわからない。このような段階の方も比較的多いのではないでしょうか?
本記事では、誰も教えてくれなかった「スキー板の基本姿勢・立ち方と体重のかけ方」について、最後の動画をもとに詳しく解説していきます。
もう一歩上を目指していきたい方は、ぜひこの基本を押さえておきましょう!
滑る時は足の”外側アーチ”を使う
スキー板に乗る感覚、これは基礎の基礎であり、しっかりマスターする事で、滑りの上達度合いが変わってきます。この基本ポジションを取るために、足裏の感覚はとても大切になってきます。
普段の生活で姿勢を安定させるために母指球・小指球・かかとの3点を結んだアーチ、この3点に均等に重心を乗せる事が必要ですが、スキーではこの各部位を結んだアーチの使い分けが重要になってきます。
フラット→ターン前半→ターン中盤(ターンMAX)
➡︎外側の縦アーチに乗せる
ターン終盤の加圧の瞬間
➡︎母指球に乗せる
このように、スキーでは滑っている大半の時間を外側アーチを使って滑ります。意識していないと、膝がつま先より内側に入るニーイントゥーアウトになり、怪我をしやすいポジションになるため、外側のアーチを使いつつ、つま先が少し内側を向くポジションを取ると良いでしょう。
かかとを股関節の真下に置く
滑る際には、外側アーチが重要だという事を学びました。次に、外側アーチで正しく”圧”を受けるために意識するポイントを立ち方について紹介します。
- かかとを股関節の真下に置く
- そこから、つま先を内側に入れる小さいプルークを作る
- その姿勢では母指球を着いている感覚はない
速く上手に滑るためには、雪面に”圧”を強くかける事が必要です。そのために、かかとを股関節の下に置き、外側アーチを意識して雪面に立つようにします。
これは、普段のスクワットのトレーニングでも感じる事が出来ます。
スクワット動作で、外側アーチを意識した力の使い方をするとお尻や太ももの裏側の筋肉を効率よく使う事が出来るため、より重さを上げることが出来ます。
スキーでも、スピードが上がるに連れて遠心力が高まり、それを外側アーチで逃さず身体で受けとめることで「上手に速く」滑ることが出来ます。
いかがでしょうか?一度自分の足裏感覚がどうなっているのか、確認しながら滑ってみましょう。それでは、動画をご覧ください。