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ポイントは”内脚”だった!? 大回りターンの外脚荷重感覚を掴む|ロングターン カービング 初心者 スキー 

ポイントは”内脚”だった!? 大回りターンの外脚荷重感覚を掴む|ロングターン カービング 初心者 スキー 

スキーが上手になりたくて、うまい人の滑りを真似しようとしているが、イマイチよくわからないという方いませんか?スキー板を履いて動いている姿を見ても、体重がどこに乗っているか、見えない足裏でどんな感覚を感じているのか、がわからないものですよね。

本記事では、そんな見えないポイントで何を感じているのか「大回りのターンにおける荷重感覚」について、最後の動画をもとに詳しく解説していきます。

自己流で滑っていても、なかなか上達しない方などは、ぜひ参考にしてください!

荷重感覚はスピードとターンサイズによって違う

まずは、スキー板に荷重する時の感覚は、下記のシチュエーションによって大きく変わってくる事を理解しましょう。

  1. 雪面状況
  2. 個人の技量
  3. スピード(低速・中速・高速)
  4. ターンサイズ(大回り・小回り)

これらの要素が色々と関わってくるため、一つの表現で滑りの感覚をまとめることは難しいです。これらの要素の中から、今回は「大回りで中〜高速時の荷重感覚と動き」について紹介していきます。

外脚で押すために重要な”内脚”の意識

大回り時のターンですが、谷回り(ターン開始時)で外脚を伸ばしながら板を押さえつけて滑ります。

この時に、外脚で強く荷重するために重要なポイントが”内脚”の折り畳みです。

陸上でも、両足を伸ばしたまま横に倒れると外側の脚が浮いてしまうように、雪面でも内脚を伸ばしたままでは、外脚が浮いてしまい上手く荷重する事が出来ません。

ターン開始から徐々に内脚を折り畳み、ターンマックス時には、内側は畳み、外側はまっすぐ外に伸ばす動きが一番大きくなるように滑ります。

このように、外脚の荷重をかけるためには、意外ですが内脚を畳む意識が重要なのです。

いかがでしょうか?悩んでいる問題を広く見てみると、意外な所に解決の糸口がある場合があります。改善したいポイントの練習で悩んでいる方は、少し視野を広げて見てみるのも良いですね。

またスキーヤーによって、荷重の感覚やタイミングの表現が異なります。色々なスキーヤーの話を聞きながら、どの表現と感覚が自分にしっくり来るか試してみる事をお勧めします。

それでは、動画をご覧ください。

参照元:【スキー】ターン中の荷重感覚を大回り(ロングターン)で解説|4分でわかる図解付き

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香川英信
鍼灸整体治療家、スポーツトレーナー。立位姿勢と前屈から選手の特徴を判断し、トレーニングと鍼灸整体施術を行う。全日本スキークロストレーナーとしてヨーロッパで行われるW杯に帯同、2022年は世界ランク6位と選手の過去最高成績に貢献。また2023年9月卓球アジア選手権に田中佑汰選手のトレーナーとして帯同、中国選手を倒し日本人唯一のベスト8進出の裏方を担った。オリンピックを狙うアスリートから、小中高生のトレーニング指導と治療及び一般の方の治療を千葉県浦安市で行っている。筑波大学体育専門学群卒。弱点は前十字靭帯と内側側副靱帯を痛めている左足。妻・子供二人とサビ猫1匹の5人家族。
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