筋トレの中でも地味で人気がない腹筋のトレーニング。でも腹筋はまさに体の中心にあり、体幹部を支える非常に重要な筋肉です。
スクワットなど、高重量を扱うようなトレーニングでは「腹圧」が必要と言われますが、これには腹筋が大きく関与していますし、下半身と上半身を繋いでいるのも腹筋です。腹筋が弱いと、上半身と下半身の連動がとりづらく、パフォーマンスを上げるうえでは必須の筋肉と言えます。
そんな腹筋のトレーニングを少し派手に、そして楽しくしてくれるのがアブローラー!ジムでも転がしている人をよく見かけると思います。他の腹筋に比べ、比較的短期間でお腹の変化を感じやすく、しかも安価!
しかし、強度がなかなか高いので、腰を痛めてしまう方も多いんです。
今回はアブローラーを怪我なく正しく使うためのポイントをお伝えします!
最も大切なことは腰・背中を丸めた状態からはじめること
最も大切なことは「腰・背中を丸めた状態から始めること」です!
アブローラーで鍛えられる腹直筋という筋肉は、ミゾオチあたりから恥骨まで繋がる長い筋肉で、この筋肉が縮むと背中だけでなく骨盤も、つまり腰も丸まります。
逆を言うと、背中・腰が反る体勢というのは、この腹直筋に力が入らない状態ということになり、その状態でアブローラーを行って負荷をかけてしまうと、腹筋が使えない分、腰にかなり負担がかかります。そのため、腰を痛めるという人が続出してしまうんです。
腰を痛めないため、何より腹筋にしっかり効かせるためには、背中・腰を丸めた状態からスタートし、最も伸びた体勢の時も腹筋が抜けない範囲で止めましょう!
しっかり顎を引いて、目線と顔は自分のおへそを見るようにすると、この状態を保ちやすいです!反対に目線や顔が上がって正面を向いてしまうと、背中・腰が反りやすくなるので気をつけましょう!
アブローラーでの強度調整
アブローラーでできる動きとしては、基本的に膝をついた状態で行う「膝コロ」と、立った状態から行う「立ちコロ」の2つしかありません。
この2つが難なくできる人であれば問題ありませんが、今まさに腹筋が発展途上という人にとっては、もう少し強度を細かく調整して、自分にあった強度にしたいですよね。
アブローラーの強度の調整方法としては以下を試してみてください。
壁に向かって行い、壁との距離を徐々に離していく
特に立ちコロにチャレンジする時は、はじめから体が伸びる位置まで動かすことは非常に困難です。伸びるだけ伸びて戻ってこれなくなった時、下手をすると怪我をします。
ですので、まずは壁に向かって行いましょう。壁をストッパーのようにして使い、きれいに行って戻って来られる距離から始めてみてください。できるようになってきたら、自分と壁との距離を徐々に伸ばしていきましょう。
バンド・チューブにサポートしてもらう
腰にチューブをセットして、反対側は自分の腰よりも高い位置にひっかけます。この状態で、アブローラーを行うと、戻る時にチューブが腰を引っ張ってくれるような形になり、負荷が軽減されます。
はじめは硬いチューブで行い、徐々に柔らかいチューブへ変えていきましょう。
動画内では他にも有益な情報が多数紹介されています。アブローラーを始める方は是非最後までご覧ください!どれだけ良い道具でも、それを使いこなせなければ意味がありません!正しいやり方を身につけて、きれいなシックスパックを手に入れましょう!