バドミントン競技をより楽しんで観戦するために、国際試合で活躍している選手の紹介をします。今回紹介する選手は、女子ダブルスで活躍している福島由紀選手・廣田彩花選手です。
プロフィール
福島選手は熊本県八代市出身、現在の所属は丸杉Bluvicです。廣田選手は熊本県玉名郡出身、現在の所属は福島選手と同じく丸杉Bluvicです。現在の日本ランキング1位、世界ランキング6位です。
2015年に日本B代表に選考されてから、同年のスコットランドオープンで優勝、2016年のニュージーランドオープンで優勝、2017年にはマレーシア・オープンで優勝、スーパーシリーズ初制覇を果たしました。
2021年に廣田選手が右膝の前十字靭帯を断裂しましたが、同年に手術を受け、競技復帰を果たしています。しかし、2023年12月の試合中に左膝の前十字靭帯も断裂。今回は手術を受けずに、国際試合に望む意向を示しています。
プレースタイル
福島・廣田ペアは攻守ともにバランスの取れたペアです。
元々シングルスプレイヤーだったこともあり、2人のレシーブ力、コートカバー力は、世界トップクラスです。
レシーブのミスが少なく、守りのラリーから攻めに転じる展開が得意で、特にドライブレシーブの精度が高く、カウンターショットは相手も動けずにエースショットになることも多くあります。
お互いが前に出る意識が強く、チャンスがあればネット際の球をプッシュして、ポイントに繋げていきます。
もともと前後のローテーションの多いペアでしたが、廣田選手の負傷後は、福島選手がよりコートカバーをすることが増え、福島選手が後衛からのショットでチャンスを作り、廣田選手が前衛でポイントに繋げるのラリー展開が増えています。
最近の国際試合での2人の動きを見ていると、ペアの新しいプレースタイルが形になってきているように思います。
今年は勝負の年になるのでは?
廣田選手の両膝の状態を考えると、選手としての活動も長くはないでしょう。今年の国際試合が最後になるかもしれません。直近の試合を見ている限りでは、コンディションも上がってきているので、今年の活躍に期待が掛かります。
それでは動画をご覧ください。