
2026年シーズン、読売ジャイアンツの竹丸和幸投手が大きな注目を集めています。最速153km/hのストレートに加え、チェンジアップやスライダーなど多彩な変化球を武器に、開幕ローテーション入りを果たしました。
さらに、巨人では64年ぶりとなる新人開幕投手に抜てきされ、阪神戦では6回3安打5奪三振1失点と見事な投球を披露。高校時代は甲子園出場がなく、一度は野球を辞めることも考えていた選手が、社会人野球を経てプロの舞台で飛躍を遂げています!
独特なフォームがチェンジアップを生かしている
竹丸投手の最大の特徴は、一般的な投手とは異なる投球フォームです。
通常は軸足にしっかり体重を乗せてから前へ体重移動しますが、竹丸投手は上半身が先に動き始めます。その一方で、投球腕はすぐには前へ出さず、体の後方に残した状態から一気に腕を振り出します。
このフォームを可能にしているのが、肩の高い柔軟性です。肩甲骨周りの可動域が広いため、上半身が先行しても腕が遅れて出てくる「タメ」を作ることができます。
このフォームのメリットは次の3つです。
- 打者からボールの出どころが見えにくい
- ストレートと変化球の見分けがつきにくい
- 腕を最後まで加速できるため球威を維持できる
同じ左腕でも、内海哲也コーチや杉内俊哉コーチのように軸足へしっかり体重を乗せるタイプとは異なる投球スタイルであることが分かります。
決め球チェンジアップが左打者に効く理由
竹丸投手の武器は、精度の高いチェンジアップです。
左投手は左打者に対してスライダーを多投するケースが一般的ですが、竹丸投手はチェンジアップでも勝負できる点が大きな特徴です。
フォームによってストレートと同じ腕の振りで投げられるため、打者は最後まで球種を判断しづらくなります。
実際に4月13日時点の対戦成績を見ると、
- 対左打者:被打率 .172
- 対右打者:被打率 .355
と、左打者を非常に苦しめています。
近年は左打者も左投手のストレートやスライダーには対応できる選手が増えています。しかし、ストレートと同じ軌道から速度だけが落ちるチェンジアップは対応が難しく、竹丸投手の大きな武器になっていると考えられます。
今後の課題は右打者への攻め方
一方で、今後さらに活躍するためには右打者への投球が課題になりそうです。
チェンジアップだけでは配球が単調になるため、右打者の内角へ食い込むボールを磨くことが重要になります。
例えば、
- 内角へのストレートで詰まらせる
- カットボールで芯を外す
- 外角へチェンジアップを落とす
- カーブで緩急を使う
といった配球ができれば、チェンジアップの威力はさらに高まるでしょう。
また、竹丸投手のフォームは肩の柔軟性があってこそ成立する投げ方です。投球フォームだけをまねるのではなく、「なぜそのフォームで投げられるのか」を理解することが大切です!
独自のスタイルでエースを目指す左腕
竹丸投手は、高校時代には甲子園出場がなく、一度は野球を辞めることも考えていました。しかし、大学、社会人と経験を積み重ね、球速だけでなくフォームや変化球にも磨きをかけ、巨人の新人開幕投手という大役を任されるまでに成長しました。
独特なフォームから繰り出されるチェンジアップは、今後も大きな武器になるはずです。これからの活躍にも期待したいです!
竹丸投手の投げ方については以下の動画で解説していますので、ぜひ参考にしてください。





